弥栄-いやさかの会

宗教と覚醒現象-弥栄の会

宗教と覚醒現象

洗脳

新興宗教の儀式や修行、イニシエーションなどを受けて、突然に意識が変わった、覚醒したという体験談を話す方がよくおられます。
中には、病気が治ったり、人生が好転してしまったりという体験をする人もいることは確かです。
教団はそのような人たちを広告塔に利用します。
しかし、私自身の体験から言いますが、そのような現象はその教団の神仏の力とは関係ありません。

つい先日ですが、あるTV番組で、脳科学者がこの現象について端的に説明をしていました。
「日常ありえないことを体験すると、人間の脳は覚醒することがある」と。
人間は、何らかの非日常を体験して心理的にカルチャーショックを受けると、心のデトックスが起き、急激な意識の変化が起こることがあるのです。
しかし、宗教をやっている人は、自分の中に起きた突然の変化が、その教団が信仰している神様のおかげだと思い込んでしまう訳です。この場合は「洗脳」という状態になります。

中には、宗教をやっていて、多額の借金を抱えて倒産した会社の経営者が自ら命を断とうと考えた瞬間に、意識が覚醒して状況も好転した、というような例もたくさんあります。それをきっかけに第六感が目覚めるような人もいます。
このような現象も、自分の外にいる神仏の力によるものではなく(もともと自分を守ってくださっていた守護霊様や守護神様が少しだけ手助けをしてくれているということはあると思いますが)、基本的に自分自身に内在していたインナーネットの発動現象であると言えます。

要は、人間は自己を成長させるために、積極的に様々な体験を積んで、自分の脳を刺激するということが大切なのだと思います。

(やしろたかひろ)


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