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日本神話-天地開闢と国産み・神産み【弥栄-いやさかの会】

スピリチュアル社会学

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イギリスの歴史学者アーノルド・J・トインビーは「12~13歳までに民族の神話を学ばなかった民族は必ず滅びる」という言葉を残しています。1945年12月15日、GHQは日本政府に対して「神道指令」を発し、国家神道、皇室の伝統、歴史教育を全面否定することを求めました。

日本神話(1) 天地開闢と国産み・神産み

天地開闢

天地開闢

『古事記』に一番最初に登場する神は、アメノミナカヌシノカミ(天之御中主神)です。
これが至高の神であり、神名は、天(高天原)の中央に座する主宰神という意味です。宇宙の根源、宇宙そのものであるとされます。

そして、間もなくタカミムスヒノカミ(高御産巣日神)が現れ、続いて、カミムスヒノカミ(神産巣日神)が現れました。

この三柱の神が最高峰の神であり、「造化の三神」と呼びます。

その後、ウマシアシカビヒコヂノカミ(宇摩志阿斯訶備比古遅神)アメノトコタチノカミ(天之常立神)が現れます。

天地開闢の時にあらわれたこれら五柱の神々を、特別な神様という意味で、「別天津神」(ことあまつかみ)と呼びます。

これらの神々は人間の形をした神ではなく、性別もなく、ありとあらゆるところに満ちていて、姿をとらえることはできません。

五柱の神々が出てきた後、神世七代(かみのよななよ)と言われる七種類の神々が現れます。

イザナギとイザナミ

神世七代の7番目に、初めて人間の姿をした神が現れます。男神と女神が一対になった神です。
これが有名な、男神・イザナギノカミ(伊邪那岐神/以下「イザナギ」と言う)と女神・イザナミノカミ(伊邪那美神/以下「イザナミ」と言う)であり、日本列島はここから産まれてきます。

まだ天と地がはっきりと分かれていなかった時代。別天津神たちにより、イザナギとイザナミは、その頃まだ水の上に油が浮かんでいるようなふわふわとしたものに過ぎなかった大地を完成させるよう命じられます。

そこでこれら二柱は天浮橋(あめのうきはし)に立ち、長い槍を持って雲の隙間から渾沌とした大地を「こおろこおろ」と言いながらかき混ぜるのです
このとき、矛からぽたぽたと滴り落ちて積もったものが、日本で最初の島、淤能碁呂島(おのごろじま)となります。

国産み・神産み

イザナギとイザナミは、その淤能碁呂島に住居を持ちます。

最初に、イザナミがイザナギに言いました。
「わが身はなりなりて成り合はざる処一処あり。」
(私の体には、成長して、成長していないところ(女陰のことを示す)が1ヶ所あります。)

それに答えて、イザナギがイザナミに言いました。
「わが身はなりなりて成り余れる処一処あり。故このわが身の成り余れる処を以て、汝が身の成り合はざる処を刺し塞ぎて、国土を生み成さんと以為ふ。生むこといかん。」
(私の体には、成長して、成長し過ぎたところ(男根のことを示す)が1ヶ所あります。そこで、この私の成長し過ぎたところで、あなたの成長していないところを刺して塞いで、国土を産みたいと思います。産むのはどうですか。)

こうして二神はまぐわうのですが、ところが、まともな子供が生まれませんでした。
困り果てた二神は天界へ戻って行って、別天津神たちに相談します。
すると、女性のイザナミの方から男性のイザナギを誘ったことが原因だったことが判りました。

二神は淤能碁呂島に戻り、今度はイザナギのほうから誘って再びまぐわいます。
すると、淡路島、四国、九州、本州、壱岐、壱岐島。津島、佐渡島の八つが最初に産まれました。これを大八島国(おおやしまのくに)と言います。
さらに二神は、続けて六つの島を産みました。

その後は、イザナギ・イザナミはさまざまな神々を産み出します。
ところが火の神カグツチを産んだ時に、イザナミは女陰を大やけどしてしまい、それが元で死んでしまいました。

黄泉比良坂(よもつひらさか)

妻を失ったイザナギは悲しくて毎日泣き明かします。そしてついに、行ってはいけない黄泉の国(死者の国)へ訪ねて行ってしまうのです。

すると、そこには腐敗して醜い姿に変わり果てたイザナミがいました。
イザナミは、イザナギに自分を見られて恥をかかされたと大いに怒り、多くの亡霊たちと共に恐怖で逃げるイザナギを追いかけます。
イザナギは大岩で道を塞ぎ、やっとのことで黄泉の国を脱出。イザナミと離縁します。

イザナギは、黄泉の国の穢れを去ろうと日向へ行き、水の中に入って禊をします。
このときにもさまざまな神々が産まれました。そして最後に「三貴神」と呼ばれる以下の三柱が産まれるのです。

「三貴神」
アマテラスオオミカミ(天照大神)
 イザナギが左目を洗って産まれた 高天原の神
ツクヨミ(月読命) 
 右目を洗って産まれた 月の神
スサノオノミコト(須佐之男命) 
 鼻を洗って産まれた 海原の神

(※イザナミが死者の国へ行ったという話には異説もあります。)

キリスト教においては、絶対神が天と地を創造し、大地と海、植物、日と月と星、魚、鳥、獣を創った後で、最後に神の姿に似せて人間の男と女を創ったとしています。
しかし、日本神話では、男神と女神のまぐわいによって大地が産まれ、人間は神の子孫であるとし、人間と神とを分離させていません。





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