ゾロアスター教の影響を受け続ける現代社会、この時代を変えるのは「あわい」
ゾロアスター教の影響を受け続ける現代社会、この時代を変えるのは「あわい」

世界最古の宗教と言われているのが、古代ペルシャの預言者ザラスシュトラ(ゾロアスター)が開いた、ゾロアスター教です。
この宗教が、キリスト教、イスラム教、仏教といった世界三大宗教と言われる思想の源流になっています。
さらに、それは世界中の哲学や文化、そして現代の政治思想にも影響を与え続けている側面があるのです。
ある意味で、ここまでの人類の歴史はゾロアスター教によって作られてきたと言っても良いと思います。
ゾロアスター教の特徴として筆頭にあげられるのが「善と悪の戦い」です。
アフラ・マズダという宇宙を創造した最高神がいるとされており、宇宙の存在は自由に善と悪を選ぶ自由が与えられています。
ゾロアスター教には様々な神が登場するのですが、そのすべてが戦士です。
知恵と光を象徴する善なる神々の集団と、破壊と闇を象徴する悪の神々の集団による戦いがあります。
最終的には、世界の終末の日に救世主が現れて「最後の審判」となり、悪は完全に駆逐され、世界は浄化されるとされています。
そして、善行を積めば天国へ、悪行を続ければ地獄へ行くとされています。
このようなゾロアスター教の善悪二元論や終末論といった概念は、キリスト教やイスラム教の中に色濃く残っていて、ことにカルト宗教と呼ばれる集団の象徴的な思想になってきました。
また、ゾロアスター教の天国と地獄という概念は、仏教に色濃く残っています。
善と悪との戦いという概念は、日本を含む世界のアニメや「スター・ウォーズ」「マトリックス」といったSF映画などエンタメ文化の中にも頻繁に取り入れられてきました。

私たちの社会で「良いこと」と「悪いこと」がはっきり区別され、道徳や倫理教育の中で善を奨励し、悪を罰するという社会システムがあるのは、まさにこの二元論的な思考がずっと続いてきたからです。
政治の場でも、与党と野党が敵対して互いに相手がやっていることを「悪」とみなして論争をしたり、冷戦時代の「資本主義 対 共産主義」の対立構造や、国と国との戦争なども善悪二元論から起きています。
善と悪との区別というのは主観的な場合が多く、時代によって、国によって、その時々のシチュエーションによって、その人が持っている哲学によって全然違うということがよくあります。
普通は他人の生命に危害を及ぼしたら犯罪として処罰されるのに、戦争が起きた時には敵国の人々の命をいとも簡単に奪い、それが正義に基づいているように主張されるようなことは矛盾していますよね。
※これは私の個人的な思想になりますが、私は、人として絶対にやってはいけないこととは、故意に他人の身体に危害を加えることと自殺をすることだけだと考えています。
その理由は、私たちの魂がボディを持ってこの世に生を受けていることに意味があると考えているからです。
一方で、日本には、このゾロアスター教とは一線を画す文化がありました。
それが神道です。
神道文化を持つ日本が、世界にこれから良い影響を与えていく可能性があります。
神道も時代とともに大陸文化の影響を受けてきている側面はあるのですが、神道の源流である縄文時代のアニミズム的な考え方は現代にも強く受け継がれています。
神道の「あわい」とは、物事の区切りや境界が無くなり、また静と動などの両極が「あわさる」状態を指します。
はっきりと白黒をつけたい人たちには難しい世界観かもしれませんね。
日本文化の曖昧さと言うこともできますが、それは宇宙の全ての事象を融合させてしまうダイナミックさでもあるのです。
日本の閣僚が靖国神社を参拝すると中国や韓国から批判を受けますが、それは神道には受容と感謝の概念しかなく、善悪という二極概念を持たないことが彼らにまだ理解されていないことを意味しています。
しかし、最近の海外のX投稿で「善悪は人類の破壊的な妄想」「善悪は人間が作ったラベル」などの言葉が多くリポストされました。
このような声が高まっている背景には神道の影響もあり、自然の曖昧さを尊重する生き方が提案されています。
(やしろたかひろ)
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