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震災時に起こりがちなネット民たちの混乱思考。もっと落ち着きましょう!

震災時に起こりがちなネット民たちの混乱思考。もっと落ち着きましょう!

今日のテーマは、熊本地震のタイミングで日本人の思考の中に起きていることについて。

自衛隊

震災のドサクサの裏で国民の発言監視法、ネット監視法が可決!
……こういう怪情報がネット上に流れています。

今このような情報を流しているのは正体不明の無名のブロガーたちばかりで、共産党も民社党もそのような問題を指摘しておらず、政府に批判的な立場にある評論家たちが何も言っていないのでおかしいと私は思いました。

調べたところ、昨年にも「戦争法案の裏でネット発言禁止法が可決」という噂がネットで流されて多くの人にシェアされたようです。
社会情勢が混乱してきた時を見計らって大衆の不安心理を利用し、反体制思想工作を目的とし、全く同じ内容の偽情報を何度も流す人たちが現われ、その度にそれを鵜呑みにしてしまう人たちが出てくるのです。
今回の情報源の一人は、ヘイトスピーチ規制や児童ポルノ規制に対して言論弾圧だと言って批判している人です。
シェアされている数が異常に多いので、おそらく組織的なものです。

国会の仕事は専ら法案を提出して審議することであり、今国会の法案提出数は55本(過去最少)と言われています。それらに対して色々とこじつけてネットを利用して情報工作をする人たちが居るのです。

※ある怪情報の中では「サイバーセキュリティー基本法および情報処理の促進に関する法律の一部を改正する法律案」が「インターネット監視法」。「刑事訴訟法等の一部を改正する法律」が「自由盗聴法」。「中小企業の新たな事業活動の促進に関する法律の一部を改正する法律案」が「中小企業監視法」……だと言っているのですが、よく調べると成立時期、内容ともに言ってることと矛盾していることがわかります。

特定秘密保護法はすでに施行されていますが、日本はオウム事件などの経験もありながら、スパイ対策やテロ対策は悪用されやすい制度だと言って反対する勢力(革マル派など)の工作もあり、なかなかそういう制度が実現しない国です。
陰謀が気になって仕方が無い人も居ると思いますが、今はテロ対策のほうが重要なのではないでしょうか。マイナンバー制度も暴力団対策やテロ対策の一環です。
日本は中国や北朝鮮などと違って、万一当局が制度や法律を悪用して不当逮捕などを行ったとしても、それを社会へ訴えることの出来る環境があるので私は心配しておりません。
むしろ、そういうことで不当逮捕が行われたら世の中を変えるチャンスだと私は考えております。

無名のブロガーが発信している川内原発周辺の放射能情報についても検証が必要です。
自治体による公式データでは異常値が出ていないので、それを信用出来ない方はご自身で線量計を試してみるべきです。

菅官房長官の発言「熊本地震は大震災級という状況ではない」という消費税議論の話を、サイゾー社(リテラ)が「安倍首相が激甚災害指定に消極的」と書き換えたケースもありました。


また更に、震災の影響によるネット民の混乱思考は、災害支援活動に対して政府や地方自治体や自衛隊や人道支援団体などのやっていることを何でも批判するような人たちを続出させています。
そういう機関を信用することが出来ない人は、自分が被災地へ行ってボランティア活動をしてくるべきです。それが出来ないのならば、そのような機関に委ねるというフランクな考え方をもったほうが良いのではないでしょうか。


特にスピ系の皆様。落ち着いてください!
「陰謀論」や「悪魔論」に偏っている人たちが多いです。



政治アナリストたちも認めているように、CIAなどによる工作活動(陰謀)というのは確かにあります。
しかし、陰謀論というのは、根拠がはっきりしない都市伝説レベルのもののことです。あるかもしれないし、ないかもしれないという曖昧なものが陰謀「論」です。

今、チャネラー的な人の中に、混乱している人たちが見受けられます。
大切なことは、自分の直感だけを頼りにするのではなく、実際に今世の中で何が起きているのか、起きていないのかという確かな事実を常に調査し、それらと照合しながら自分の意見を発信をしていくこと。それが責任だと思います。陰謀論のうちはまだいいですが、チャネラーが悪魔論に陥ってしまうと危険です。

本物のチャネラーは発言が中庸で爽やかであり、決して人々の心理を不安に陥れるようなことはしません。
世の中を変えるために人々が悟りを得る必要性を強調したり、悪魔と戦うことを強調したりはしません。

三次元の現象界の中で価値観の違う人間同士が敵と味方に分かれて戦うことは、ある意味で人間社会の成長に繋がります。
しかし、精神世界のリーダーたちが自分の心の中に天使を悪魔を抱いて、悪魔と戦う人々を先導するならば、それは宗教になってしまい、精神世界の発展に停滞をもたらしてしまうことになります。
ネガティブな報道が続けば庶民の心理にネガティブな影響が出るのは仕方がありませんが、精神世界に関わる人たちは落ち着いて、もっと深いところから現象を見なければいけません。


陰謀論や悪魔との戦い、国家権力との戦いなど…
そういうものが出過ぎると、逆に反社会的な工作活動をしている者たちの格好の餌食になります。


(やしろたかひろ)


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