鬱の人は、手放してはいけないものまで手放してしまう。
鬱の人は、手放してはいけないものまで手放してしまう。
つい先日、市川海老蔵さんがテレビに出演されているのを観ました。それを観た時にとても悲しそうなエネルギーを感じました。
まだ喪も明けていない時期での子連れハワイ旅行や、過去の女性遍歴など、ネット上には彼に対して誹謗中傷の書き込みが多いので驚いてしまいますが、彼は小林麻央さんを本当に愛していたのだと思います。
テレビを観ながら海老蔵さんをリーディングしてみました。
麻央さんは天国でとても安らかな状態にあるので大丈夫です。今は彼のほうが立ち直るきっかけを必要としています。しかし、社会的立場がそれを難しくしています。彼は麻央さんのことにはあまり執着せずに、早目に新たなパートナーを見つけることが必要です。
私自身も、喧嘩をした訳でも嫌いになった訳でもない妻とやむをえず別れることを決意した時には、しばらくの間、今の海老蔵さんと同じような波動を出していたことがありましたので他人のことばかりは言えません。
しかし、私の場合には、他人から頑固だと言われようが自分の生き方を貫いて自分の軸を守ることでその状況を克服してきました。
今は、右を向いても左を向いても鬱の人だらけの世の中です。
鬱の原因はただひとつ、自己評価にあります。何かの悲しい出来事が引き金となって、今までの自分が信じられなくなり、自分のすべてを否定してしまうのです。
良い意味で言えば素直になった状態なのかもしれません。しかし、自分の軸を無くした状態です。他人と大喧嘩をするくらいの人のほうが鬱の人よりも精神が良い状態にあります。
鬱になると自暴自棄になり、手放してはいけないものまでを手放してしまうことがあります。自暴自棄による手放しと断捨離とは性質の全く違うものです。
鬱の人が手放してはいけないものの第一は、今まで自分がやってきたことに対する評価です。
自分がやってきたことに対してネガティブな評価をする他人がいるかもしれません。しかし、自己の経験は全て財産であり、これからの人生に役立つものです。自己の選択はその時点では常に正しかったという自信を持つことが大切です。
鬱の人が手放してはいけないものが他にもあるとすれば、人間関係でしょう。
自分の人間関係に対してネガティブな評価をする他人がいるかもしれません。しかし、自分の人間関係がどうだったかを正しく判断することが出来るのは自分しかいません。他人に分かるはずもないのです。
今まで付き合ってきた人たちが自分にとってどのような存在だったのかを冷静に分析してみることが必要です。自分の波動を上げ、モチベーションを上げてくれるような存在だったならば、それは手放す必要の無い人間関係です。
逆に手放しても良い人間関係は、自分が心を込めてやってきたことに対してネガティブな評価や誹謗中傷をしてくる人です。それが家族である場合もあるでしょう。
魂が成長しようとしている段階で、魂の筋力トレーニングのためにそのような人が現れることがあります。
それから、鬱の人が積極的に手放した方が良い人間関係があります。それは、自分の愚痴を親身になって聞いてくれる人です。
優しく共感の言葉を掛けることは腹を立てている人には良い効果をもたらすことがありますが、鬱の人にはネガティブな効果しかありません。
鬱でいることを容認し優しい言葉を掛けてくれる人が身近にいると、本人にとって自分が鬱でいることが居心地の良い場所になってしまい、鬱でいることに依存してしまうというおかしなスパイラルに入ってしまうのです。
今回は皆様が良い年を迎えることが出来ることを祈って、私が撮影した富士山の写真をアップしました。
自信をもって年を越しましょう!