2019年は意識の進化のためにバランスという高度なテーマを突き付けられる年
2019年は意識の進化のためにバランスという高度なテーマを突き付けられる年
この画像は、イギリスのエコノミストが毎年発行している「The World In(世界はこうなる)」という雑誌の2019年版の表紙です。
エコノミストはロスチャイルド家と関係していると言われています。これも踏まえて2019年についての予測をしてみたいと思います。
2019年の干支は己亥(つちのと・い)です。
前回の己亥の年であった1959年には皇太子様と美智子様のご成婚があり、2019年はその年に結婚された当時の皇太子が天皇を譲位されるという年になります。
1959年は景気は良かったのですが、伊勢湾台風という大規模な災害が起き、労働問題や公害問題が浮上し、デモ隊が国会議事堂の中に入っていくといったように荒れた年だったようです。
己は土、亥は水なので相剋の関係と言って相性が悪いそうです。
「犬も歩けば棒に当たる」と言う諺がありますが、2019年は「猪も走れば大木に当たる」という言葉がふさわしそうな年です。
飛躍するための大事な時期でありながら、猪突猛進し過ぎるとその人の出る杭を打つような大きな力に阻まれます。立場の強い者による妨害や圧力、パワハラ、セクハラ、親の子に対する虐待などが要注意です。
2018年も似たような年で、スピリチュアル的に成長の過程にある人ほど人間関係や金銭のトラブルに見舞われやすい年だったようです。しかし、それはデトックスなのでネガティブにならない事が大切です。
このような時期に運気を上げていくコツは何が起きても常に自己評価を高く持っておくことでしょう。自分の個性、アイデンティティーを大切にし、本当に自分がやりたい事があるのならば周りの評価を気にせずに自信を持ってそこへ進む事です。
自分よりも大きな力が立ちはだかった時にどのように立ち振る舞っていけば良いかについては、日本が敗戦した時に昭和天皇が皇太子(後の平成天皇)へ送った手紙とされる以下の文面が教訓になります。
『我が国人が あまりの皇国を信じ過ぎて 英米をあなどつたことである。我が軍人は 精神に重きをおきすぎて 科学を忘れたことである。(中略)戦争をつづければ 三種神器を守ることも出来ず 国民をも殺さなければならなくなつたので 涙をのんで 国民の種を残すべくつとめたのである。』(抜粋)
つまり、大きな力に対して精神だけで無理に戦って滅びることを選択するのではなく、精神と科学、自然と文明、目に見えるものと見えないものとのバランス感覚をもちながら自分の軸をしっかりと守る事を考えることが大事なのです。
力の強い相手に逆らう事よりも、そこから距離を置いたところで自分を貫くという選択肢もありですね。
さて、冒頭に紹介した「The World in 2019」の表紙に描かれている絵の件についてですが。
中心には、レオナルド・ダヴィンチが描いた人体図と世界地図が描かれています。
アメリカ側の右手には大麻と野球のボールが描かれています。これは、アメリカで大麻が野球と同様に大衆の娯楽になるという意味でしょうか。
腕にはDNAの螺旋構造が描かれています。先日、中国で遺伝子操作によって生まれたベビーの報道がありましたが、そのようなことが世界に広がっていくという暗示なのか。あるいは遺伝子組み換え大麻を暗示しているのか。
ヨーロッパ側の左手にはスマホのQRコードと天秤に乗せられた人間が描かれていますが、これは間違いなくAIによる人間選別を意味しています。
月へ向かって飛んでいく有人飛行船は、地球外惑星への人類移住計画。
バーコードを運ぶコウノトリは、管理社会の本格化。
右肩上がりのチャートの形をした牙を持つ象は、インドの経済発展。
パンダがワルそうな顔をしているのは、中国の悪だくみ。
富士山は何を意味しているのでしょうか。噴火を暗示していると解釈している人たちもいるのですが、意外と美しく描かれているので私は元号が変わる2019年は日本が美しく輝き始める年になるという意味を期待したいです。
総合的に見ると、2019年はやはりテクノロジーが新しい世界秩序を創っていく元年になりそうです。
インターネットとは現実の鏡であり、今まであまり目立たなかったものや封印されてきたものが人間の深層心理の部分を含めて鮮明に映し出されます。さらに、それらが情報として世の中に広がることによって社会に新たな変化が起きていきます。
最近のスピリチュアルブームを作ったのもインターネットの力です。
取り繕ったり隠し通すという事が出来なくなるので、これから様々な物事が表に出てくるでしょう。
その影響で人々の意識が組織ファーストから個人ファーストに移行し、上下関係を重んじる意識からフラットな人間関係を重んじる意識に移行してきています。
さらに、これから時代を大きく変えていくのがAI(人工知能)です。
ネットには人々を自由にする力があるのですが、逆にAIはある面で人々を規制する力になります。
中国ではすでにAIを使って個人の信用度を「信用スコア」として数値化するシステムを導入。イギリスでも未来に犯罪を犯す可能性のある人に「危険スコア」を付ける実験を始めており、日本の公安もこの技術に関心を示しているといいます。すなわち、AIを使った人間の選別が始まっているのです。
「自由と安全は両立しない」という昔から意識されていたジレンマがテクノロジーの進化によってこれからさらに大きく浮上してきます。
今はグーグル、アマゾン、フェイスブック、アップルの4社が「GAFA」と呼ばれて世界の個人情報を独占している状態にありますが、それらのシステムの中にもAIによって人間を一人一人評価する機能が仕組まれていると言います。
あなたが日々パソコンやスマホを使って何を検索し、何を発信しているのかということが常にAIによって監視されデータ化されているのです。
ただし、人間選別は地球外惑星への人類移住計画の一環として行われており、決して劣っている人間を拘束したり抹殺しようとするものではありません。そして、このような大きな力による動きは私たちが逆らう事のできないものです。
したがって、時代の流れ受け入れつつ、いかにして自分の軸をしっかりと持ち個としての自由を獲得していくのかという高度な思考が私たちには必要とされます。
裏を返せば、人類の意識が新たに進化していくための教材としてインターネットやAIといった新しいテクノロジーがもたらされていると言って良いでしょう。
秋山眞人さんは2019年のラッキーアイテムの中に植物と電化製品をあげ、ラッキースポットの中に森林と賑やかな場所をあげています。
植物に親しみながら電化製品を使いこなす、静と動を両立させるといったバランス感覚がやはり大変重要な年なのだと思います。