精神世界は現実社会に落とし込んでこそ本物!共生社会を共同建設する「イヤサカの会」のスピリチュアルブログです。

長寿の秘訣は、ミトコンドリア系の生き方に転換すること

長寿の秘訣は、ミトコンドリア系の生き方に転換すること

陰陽

この何十年かの間に起きた人類の科学技術の進歩には驚くべきものがあります。
私が子供の頃には、人間を相手に将棋を指すコンピューターや、外に持ち運びが出来る無線の電話や、人間による操縦を必要としない自動車などというのはSFの中の物語でしかありませんでした。
逆に、このようなテクノロジーの進歩に追い付いていないのが私たち人間の精神であり、生き方です。その歪のために、社会の病とも言える様々な問題が深刻になってきています。
そして、テクノロジーと精神との不均衡は、人間の体の中でも起きています。社会の中で起きている問題が、個人の中でも起きているのです。

医学博士の安保徹氏は、著書「安保徹の長寿革命」の中で、私たちの体は38億年かけて進化してきたハイブリッドであり、普通に生活をしていれば誤作動を起こすことは無いといいます。
人間のボディーは宇宙の叡智によるハイテクノロジーで成り立っており、間違っていない。しかし、その乗組員である私たちの生き方が間違っていて、自然の法則に逆らった過酷な生き方がボディーに負担を掛けるのです。

ストレスによって体が低体温・低酸素になり、ミトコンドリア系が弱くなって解糖系が優位になる事が病気の原因である、という安保氏の話については、こちらの記事でお読みください。

  がん、認知症、糖尿病…病気を予防するには生き方の見直しが重要
  http://www.optimal-qol.net/index.php?QBlog-20151030-1


以前に、私は別の記事で土中の微生物に男性性と女性性があると書きましたが、人間の体の中でも男性性と女性性が共存しています。
持続力には弱いが短期間で強いエネルギーを得て、獲物を採ったり緊急時に瞬発力を出すために働く「解糖系」(嫌気性)の細胞が多いのは、皮膚や白筋、男性の精子などで、男性性であると言えます。
ダメージには弱いがエネルギー効率が良く持続力がある「ミトコンドリア系」(好気性)の細胞が多いのは、脳神経や心筋、赤筋、女性の卵子などで、女性性であると言えます。
解糖系が優位でやんちゃな子供たちも、思春期になると自制心が芽生えはじめ、歳を重ねるにつれてミトコンドリア系の生き方へ変わっていき、芸術的なことに興味を持ちはじめたりします。
男性性の性質は闘う戦士であり、女性性の性質は癒しのアーティストです。人間の体は子供の頃は男性性が優位で、大人になるとそれが1対1で調和し、老年になると逆に女性性が優位になるのです。


近年、大麻草の薬理成分が様々な病気の治療や精神の癒しに有効であることが確認されています。そのような成分は、やはり、雌株のほうに多く含まれています。

特にTHCは人間の精神にリラックス効果を与えると言われていますが、マウスによる研究では、妊娠中のTHCは胎児にネガティブな影響をもたらすと発表されています。
お母さんの羊水という酸素の少ない世界の中で急激な速度で細胞分裂を繰り返す胎児は解糖系の存在であり、そこに細胞分裂抑制遺伝子を持つミトコンドリアを活性化させるTHCを流れ込ませてしまう事には問題があるのではないかと思われます。
同様に、体が全体的に解糖系優位になっている子供にTHCを与えることについても、慎重な研究が必要でしょう。
アルコールが胎児や子供に良くないと言われるのも同様の理屈でしょう。

人間にはその年齢に合った健康法があり、年齢によって生き方を変えていく必要があるのです。

安保氏の理論に従って言うと、20歳を過ぎたら、否定的な感情や攻撃的な感情を必要としない生き方に変えていく事です。
バシャールも、物質界で生きる上で大切なエンジンはワクワクであると言います。
そして、歳を重ねるほどに中庸を心掛け、ミトコンドリアを活性化させる生き方に転換していく事が長寿の秘訣です。
そのためには、心身が疲労する重労働を避け、問題を他人のせいにせず、社会の仕組みや様々な人々のお蔭様で生きていられることに感謝の気持ちが持てる心のゆとりを持つ事。さらに、適度な有酸素運動と、適度に脳を使う作業をする事です。刺激と休息とのメリハリが必要です。
近年、食品添加物や農薬などの害が話題になっていますが、しかし、同じものを食べていても長寿の人はいるわけですから、結局はその人の生き方の問題が最も重要なのではないかと思います。

(やしろたかひろ)



ヘンプ&スピリチュアルショッピング


最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional