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クンダリーニ昇華と映画「美しき緑の星」の切断現象、そして「まぐわい」

クンダリーニ昇華と映画「美しき緑の星」の切断現象、そして「まぐわい」

切断

私は体験することを優先するので、知識や理論的な理解は体験の後から付いて来ることが多いのですが、最近、「クンダリーニ昇華(上昇)」の理論を知る機会がありました。
そして、スピ系の人たちの間で話題になった映画「美しき緑の星」の中にあった「切断」というシーンが、クンダリーニ昇華を描いていたのではないかと思いました。

クンダリーニ昇華の説明については、実に多くの人によってネット上にうまくとめられています。今日はそれらを引用させていただきながら考察してみたいと思います。

まずは、クンダリーニとは何か?です。

クンダリーニは、人体の中には見つけることは出来ません。いわゆるエーテル体、或いはエネルギー体、気のボディ、インドではプラーナマヤ・コーシャ(生気鞘)と言われ、現代科学ではいまだ知られていない体に存在していると言われています。
人体で言うと会陰の辺り、性腺の辺りにムーラダーラ・チャクラ、と呼ばれるエネルギーセンターがあり、そこに生命エネルギーとして蓄えられています。
[出典:黄金時代へ 悟りを速めるクンダリーニと性の秘密] 

第1チャクラでは物理的な人間の、喜び、楽しみ、情熱などを経験させますがとりわけ性行為を通じて体の中に宿る神を認識することで無上の至福に導く作用があります。
[出典:【チャクラ】第1チャクラとエクササイズ【保存版】 - あなたのココロを元気にする花魔女★...]

クンダリーニ昇華

人間の尾てい骨付近、会陰部や仙骨のあたりにある第1チャクラには、クンダリーニというエネルギーが宿っています。それは、この地上に生命を誕生させる大地の根源的なエネルギーです。
もしここにそのようなエネルギーが宿っていなければ、私たちには性欲が起こらず、人類の子孫が途絶えてしまうことになります。

今日のテーマである「クンダリーニ昇華」とは、このクンダリーニ・エネルギーが背骨を通って上昇し、百会というツボから頭頂部を突き抜けていく現象のことをいいます。
その結果、エネルギー的に自己と天との交流が始まり宇宙と一体化するのです。
クンダリーニは、よく背骨を螺旋状に駆け上る蛇の絵で表されます。


なぜ、第1チャクラに宿っているクンダリーニが天と繋がるエネルギーなのかと言うと、

実はね、天(宇宙)の人たちはね、この地上でしか生み出せない大地のエネルギーを求めているんです。だからね、地上に降りた仲間たち、つまり私たち人間に大地のエネルギーを宇宙へ送ってほしいわけなんです。
この大地のエネルギーはね、宇宙にとっては最高の創造のエネルギーなんだそうです。何次元も上の高次元まで届く創造のエネルギーなんだそうです。
[出典:ツインソウルのセックスと松果体とクンダリーニ覚醒について トリケラトプスの見た夢] 

とてもわかりやすい表現でまとめられていますね。
クンダリーニとは私たちが地上で生きて行くために備わっている大地のエネルギーですから、本来はそれを宇宙へ向けて上昇させる必要は特にないものです。
しかし、あえてそれを上昇させて宇宙へ向けて放出することによって、宇宙の存在たちがその体験に喜び、彼らとの楽しい交流が始まるということなのです。

クンダリーニ昇華とは、自分の中に備わっているクンダリーニを宇宙の人たちに届け、そのお返しとして宇宙の人たちからのエネルギーが自分に届く。そのようなエネルギーの相互交換が瞬間的に起こる現象なのだと思います。


それでは、クンダリニー昇華は、私たちの身体にどのような状態をもたらすのでしょうか。

[クンダリニー体験とは]
・非自発的なけいれん,揺れ,震動もしくは発作
・特に肛門,腹部,喉の収縮(ヨーガでいうロック)
・腕,足,頭の突然の揺れ動き
・穏やかなあるいは強烈な恍惚感,至福感
・陶酔感,分離感,軽い体外離脱感
・トランスに移行する,空間を凝視する
・電気のソケットに接続したような感じ
・蛇が体内にいるような感じ、特に腹部や脊椎を這い上がるような感覚。
[出典:クンダリーニ上昇に伴う諸症状とシフトに伴う体調の変化|ツインソウルによろしく] 

ここに掲げられている事例はまさに、映画「美しき緑の星」の中に描かれている「切断」の現象そのものだと思われませんか?

普段は動いていないエネルギーが背中を勢いよく貫通するのですから、瞬間的に強い衝撃を感じて体が傾いたり、揺れたりということが起こるのは当然でしょう。
そして、宇宙とのエネルギー的な交流が突然始まるので、強烈な恍惚感や至福感を抱くことになり、あの映画の登場人物たちのように思わず木を抱きしめたくなったり、周りの人とハグをしたくなったり、ぼうっとして植物の葉脈を凝視してみたり、生命誕生の瞬間についてスピリチュアルな関心を抱いたり……、その人によって色々な衝動が起こるのです。

クンダリーニが昇華すると肉体・精神・意識は変容し、サイキック能力も開花します。ただし、その期間は短く、3日から一ヶ月程度と人によって様々です。
その期間が過ぎると波動が落ちて、以前に近い状態まで戻ってしまいます。クンダリーニ昇華の状態のときに使えていた能力もほとんどなくなり、その一部の能力が残ることになります。
[出典:クンダリーニの覚醒 古代知恵と「賢者の石」の秘儀]

当ブログの以前の記事で紹介しましたが、私も過去に切断現象を体験しており、その時には、透視能力や予知能力といったサイキックな能力が開花しました。私の場合、その期間は約2年間でした。その期間は毎日の睡眠時間は3~4時間もあれば十分でした。

またこの記述には「その一部の能力が残る」とあります。
私の場合には、自己の意図しないタイミングで突然に透視能力が発動したり、メッセージドリーム(夢のお告げ)を見ることが今でもたびたびあります。


実は、クンダリーニ昇華は、必ずしも良いことばかりではないのです。

クンダリニー覚醒が一定のレベル以上に達すると、人間に果てしないイマジネーションの拡大がもたらされるといわれており、実際その事例を見ることも多い。
・・・しかし、修行者がイマジネーションの拡大に溺れてしまい、それを自分の力だと思い欲望のままに行動してしまうならば、悟りへの道を逸脱することになってしまう。
[出典:クンダリーニの覚醒 古代知恵と「賢者の石」の秘儀!] 

呼吸法や瞑想等、ヨーガや気功の技法を用いてチャクラやクンダリニーを技術的に半ば無理やり開発しようとすれば、時間はかかったとしても出来ないことはないかもしれません。
しかし、霊格(霊性)の向上を伴わないままにチャクラやクンダリニーを開発しようとすることは、言ってみれば、軽自動車にジャンボジェット機のジェットエンジンを搭載しようとしているようなもので、大変危険なことです。
結果は、オウム真理教を見れば一目瞭然でしょう。
霊格(霊性)の向上を伴わない、単なる技術的なチャクラ開発やクンダリニー覚醒は、いわば悪魔にとんでもない武器を与えることと同じです。
[出典:愛から立ち上げる気 - スピリチュアルヒーラー&気功師 野坂磨利名 クンダリニー覚醒と...] 

クンダリニー自身は霊性の成長を望みます。それは自然の摂理と言えます。霊性の進化の度合いに合わせてクンダリニーを発達させれば、何ら問題は起こりません。
[出典:霊性の向上 霊性を育てる クンダリニー編] 

美しき緑の星

クンダリーニ昇華は、エネルギー的に宇宙存在と繋がるという、ある意味で楽しい体験です。しかし、体験ということ以上の大きな意味はないと考えるべきです。「クンダリーニ昇華を体験した人」と「悟りを得た人、覚者」とは別なのです。

クンダリーニ昇華は非日常的な体験であるため、本人の霊格・人格が伴っていない場合には、自分が覚者にでもなったかのような思い込みをしてしまい、慢心してしまいがちです。多くの新興宗教の教祖様たちがそのような勘違いに陥っています。
クンダリーニ昇華した人はサイキック能力を持っているかもしれないのですから、人格が伴っていない場合には周囲にネガティブな影響を与える可能性も大きく、存在責任が重いのです。したがって、今まで以上に自分の生き方が問われていると考えるべきです。

また、あの映画の中で重要な見どころは登場人物たちの派手な切断シーンではなく、お金を介在することなく皆で生産したものを皆で分け合ったり、運動はするが得点や強さを争うスポーツ競技はしないといったように、美しき緑の星に住んでいる霊格の高い人たちの生き方にあります。

クンダリーニ症候群というのもあります。

頭頂部の百会に無事抜けることができれば良いのですが、なかなか抜けずに悪戯してしまうと、ひどい頭痛、背中・肩・首の熱感、口内炎、のぼせ、発熱、のどの痛み、吐き気、食欲不振などの症状を引き起こします。
日常生活に支障をきたすこともあると聞きます。
これは、いわゆる「クンダリーニ症候群」という状態です。
[出典:「クンダリーニ症候群」クンダリーニ・エネルギーが昇華できず、停滞してしまうことの危...] 

エネルギーがしっかりと頭頂部を突き抜ければ良いのですが、事故など何かの衝撃によってクンダリーニが中途半端に動いてしまうこともあるようです。
そのような場合は、様々なネガティブな症状を引き起こしてしまいます。

それでは、どのような状態になった時に自然なクンダリーニ昇華が起きるのか?ということなのですが……、

私自身の体験で言えば、自分の感情が極端にネガティブな状態にあった時に、その感情がついに臨界点までに達した時でした。
それまでの強烈な嫌悪と否定の感情が反転して、自分の人生を恨み続けることを諦める(放棄する)意識と自分がお世話になった人たちへの謝罪の意識に変わり、「完全受容」の境地にストンと落ちた時でした。その瞬間に、突然にあの現象が起きたのです。その後は感動だけになりました。
その時の私の中では「謝罪」の意識が最も強かったと記憶しており、キリスト教で言う「神の前で懺悔すれば救われる」という教えもあながち嘘ではないと思っているのですが、中山康直さんのMANAKAリアリティーの中では「感動とは己が鏡に照らされること」とあります。
ポイントは完全なる受容の意識であって中途半端な受容ではあのような体験は無かっただろうと思います。今の私があの時の意識を再現しようとしても容易なことではないと考えています。

強烈な嫌悪と否定 → 諦めと謝罪と受容 → (強い衝撃体験) → 感動と至福
という、一晩の短い時間の中で起きた激しい感情の変遷でした。


クンダリーニ昇華は、あえて体験する必要があるものどうかというと、ありません。別に体験をしなくても、私たちの人生にとって何の支障もありません。
しかし、以前の記事でご紹介したように、私にとってはユニークで究極の楽しい体験であったことは確かですし、良い意味で人生観が変わるきっかけをもたらしたことは確かだと思います。

これを体験したいと思われる方にまず大切なことは、宇宙からのエネルギーの受信装置と言われる脳の松果体をケアしておくことでしょう。

そして、クンダリーニ昇華を導くためのワークがあります。
それは愛する人と完全受容の「まぐわい」をすることなのだそうです。

松果体はね、天からのエネルギーを地のエネルギーに変換するところでしたよね。するとその反対もできますよね。だから今度は、大地のエネルギーを天のエネルギーへと変換し、宇宙へ放出するわけなんです。
これがね、いわゆる「昇天」ですね。ま、セックスで昇天するのは基本的に女性なんですけどね。セックスにおいても女性は宇宙と大地のエネルギーを結ぶ巫女の存在なんだと思います。
男性はね性はね、常にアシストですね。(セックスの主役は女性ですよ~)
そもそも、相手のことが、”好き”って感情が性エネルギーですからね。”大・大・大好き!”てなると、性エネルギーがもうパンパンだってことですね。
で、このときに、松果体=第三の目が開くのです。 そして松果体=第三の目が開いちゃったので、反対側の「天(宇宙))」からのエネルギーも入ってきやすくなるんだと思います。
[出典:ツインソウルのセックスと松果体とクンダリーニ覚醒について トリケラトプスの見た夢] 

ユダヤ・キリスト教の慣習では、性欲と精神性は全く正反対に位置付けられ、性欲はあらゆる願望の超越における障害物とされています。だが、クンダリーニとタントラ・ヨガの思想は異なります。生殖本能を抑え、克服するのではありません。性欲を受け入れ、セックスを享受するのです。
[出典:性エネルギーの転換│アニマ・ムンディ] 

タントラ

まぐわいのし方にもコツがあります。簡単に言えば、射精にウエイトをおいてはダメ。じっくりとお互いに相手のエネルギーを全身で受容し合うこと。また女性がリードしたほうが良いということです。
これがタントラと呼ばれている方法ですが、こういうものを理解して受け入れることが出来るパートナーが必要ですね。

キリストのそばには常に大勢の女性たちがおり、その中でもマグタラのマリアは娼婦であったともキリストの正妻であったとも言われています。
おそらく彼女は、男性たちをクンダリーニ昇華させるワークを行うことが出来る巫女的な女性であり、そのことが娼婦という言葉で後に語られるようになったのではないでしょうか。

(やしろたかひろ)


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