本能寺の変、明智光秀の背後にいた黒幕の正体とは ~現代に繋がる世界史から紐解く
本能寺の変、明智光秀の背後にいた黒幕の正体とは ~現代に繋がる世界史から紐解く
明智光秀が織田信長を襲撃した理由については、日本史上最大のミステリーと言われています。
この事件の真相に迫る事実が、イエズス会のルイス・フロイスの著書「日本史」の中に書き留められていました。
それによると、信長は家臣に対して生まれた家に関係なく実力主義で取り立てていたが、途中でその方針を親族優遇策に変更したため、低い身分の出身だった光秀がお家を守るために信長暗殺を企てたのだと説明されています。
また、同じくイエズス会のフランシスコ・カリオンは、信長は織田家の血統が特別であることを人々に認めさせるために自己の神格化をはじめたという話を報告書の中に記述しています。
ただ、光秀の行動はあまりにも手際がよかったため、本能寺の変は彼の単独犯ではなく彼を扇動していた陰の黒幕がいたのではないかという可能性が指摘されています。
黒幕の正体についてはいくつもの説があり、その中には豊臣秀吉説もあります。
しかし、秀吉は信長の子の於次丸(のちの羽柴秀勝)を養子に迎え、信長の親族の立場に納まっていたので信長を討つ動機は薄いでしょう。
私は、黒幕の正体は……イエズス会。と推理します。
私がそのように考える根拠については、世界史から紐解く必要があります。
古くから現代に至るまで世界を牛耳ってきた勢力のことを「国際金融資本」や「影の政府」と言ったりしますが、彼らのルーツは主にアシュケナジー系ユダヤ人です。
ユダヤ人には大きく分けて二種類あります。
ひとつは有色人種であるスファラディ系ユダヤ人。十二支族の流れであり、日ユ同祖論では天皇家や日本人のルーツとされています。
もう一つは白人種であるアシュケナジー系ユダヤ人。のちにフリーメーソンなどに寄生して現在の金融システムを作った人々です。ロスチャイルドと言われる勢力はこの中に入ります。ロックフェラーはロスチャイルドがアメリカに作った勢力であり親子関係にあります。
アシュケナジー系ユダヤ人たちは、世界を支配するための道具として宗教を利用しました。
宗教を作って布教がうまくいけば、民衆は政治的な権力者よりも宗教的な指導者の言う事を聞くようになるので、その国を乗っ取ることが容易になるからです。
「神の前に平等」という言葉は、人間は身分に関係なく神の代理人の言う事を聞かなければいけないという意味です。
さらに、その神を信仰していない民族は弾圧しても良い対象であるという意味にも取れ、アメリカ大陸では彼らは聖書を片手に先住民たちを虐殺していったのです。
1872年に描かれた「アメリカの進歩」。
“Manifest Destiny(明白なる大命)”とは、白人種は神の意思により未開の地に文明をもたらす義務を負っているという意味であり、武力によるアメリカ西部開拓を正当化する標語だった。以降、アフリカなどでも帝国主義的な領土拡大を正当化するための言葉となる。
16世紀初頭、彼らが日本を乗っ取るためにまず送り込んだのがカトリック原理主義であるイエズス会の宣教師、フランシスコ・ザビエルでした。
ザビエルは貿易と引き換えに日本でキリスト教の布教活動をすることを認めるよう信長と交渉し、信長は彼らが持ってきた鉄砲に興味を持ってそれを承諾したのです。
しかし、のちに信長はイエズス会の不穏な動きに気づき、イエズス会と距離を置きはじめます。
イエズス会にとって、信長の態度の変化は見逃すことが出来なかったはずです。
まして、カリオンがイエズス会総長宛てに信長の自己神格化を報告していたとなれば、信長暗殺の指令が下されていた可能性は大きいでしょう。
信長は、キリスト教勢力に対抗するために自分を神格化しようとしていたのかもしれません。
細川ガラシャと名乗っていた光秀の三女はイエズス会の信者であり、光秀がイエズス会と密接に関わっていたことが伝えられています。
本能寺からわずか約250メートルの距離にキリシタン教会があったと言われており、光秀の偵察部隊がそこに潜伏していた可能性もあるでしょう。
光秀自身は本能寺に赴かなかったのではないかという話がありますが、本能寺にいた信長の一行は少人数であり、それを討つために自ら赴く必要まではなかったと思われます。
フロイスはイエズス会総長宛てに提出した本能寺の変に関する報告書の中で「信長は神の意思によりこの世から消滅した」と記しています。
このことからも、当時のイエズス会は信長に対して良い感情を持っていなかったことをうかがわせます。
信長の失敗は、彼らを日本から追放しなかったことでした。
東洋経済オンラインにこのような記事が出ました。
「日本人の奴隷化」を食い止めた豊臣秀吉の大英断
―海外連行された被害者はざっと5万人にのぼる―
https://toyokeizai.net/articles/-/411584
・最初に宣教師を送り、続いて商人、最後に軍隊を送って国を乗っ取ってしまうという西欧列強お得意の植民地化計画が今まさに実行されようとしていた。
・日本人の少年少女が、ポルトガル商人に連れられてインドやアフリカ、欧州、ときには南米にまで奴隷として売られていた。
信長亡き後、秀吉はバテレン追放令を出し、続いて家康は鎖国を実行しました。
その頃の日本は独自で鉄砲を量産するようになり、外国と比べても見劣りしない軍事力を持っていました。
しかし徳川幕府が長い鎖国政策を取っているうちに西洋の技術は大きく発展し、再び軍艦に乗ってやってきたアメリカ軍人のペリーに開国を迫られることになります。ペリーの船にはやはりイエズス会が乗っていたのです。
薩長同盟を成立させた立役者はロスチャイルド勢力が日本に派遣したグラバーであり、坂本龍馬はグラバーに利用されていたにすぎません。
明治以降今日まで彼らが実施してきた施策は、例えば日本の官僚たちを海外のロスチャイルド系の学校に留学させることや、日本のメディアを操作することです。学校教育やメディアが宗教の代わりになりました。
水瓶座の時代、風の時代、グレートリセットと言われる今、このような世界史が大きな変わり目を迎えようとしています。
その一面として、宗教大改革の時が訪れていると言っても良いでしょう。
2013年3月に在位したフランシスコ教皇は、キリスト教を終わらせるために誕生したという説があります。
教皇に選ばれた時、彼はこのように発言しています。
「神は十字架にはいません。種をまいて、水をやり、芽を出して、花が咲く。その成長していく様の中に神が宿っているのです。」
これ以外にも、フランシスコ教皇にはこれまでのキリスト教のあり方を全面否定した発言があります。
それでもこの教皇が野放しにされているということは、支配者層側の合意があっての発言だったことを意味しているのです。
(やしろたかひろ) ※Twitterフォロワー募集中
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