弥栄-いやさかの会

聖徳太子と妙見信仰、宗教の終わりと弥勒の世

聖徳太子と妙見信仰、宗教の終わりと弥勒の世

聖徳太子コード

中山康直さんの新刊本「聖徳太子コード」の主テーマとなっているのが、妙見信仰であり星信仰です。
[聖徳太子コード 地球未然紀[上巻] 単行本 – 中山 康直 (著)  Amazonで見る ]

妙見信仰は、インドで発祥した菩薩信仰が、中国で道教の北極星・北斗七星信仰と習合し、妙見菩薩として日本に伝来したものです。
聖徳太子は、妙見信仰の普及や発展に大きな貢献をしてきたとされています。

北斗七星は、おおぐま座の腰から尻尾を構成する7つの明るい恒星で象られる星列のことで、「七剣星(しちけんぼし)」とも呼ばれ、聖徳太子は「七星剣(しちせいけん)」と呼ばれる刀を所持していました。

妙見信仰は星信仰のひとつです。
星信仰とは人と自然とのつながりを強く感じる信仰であり、太陽や月、惑星などは、人々の日々の生活や農業において重要な役割を果たし、生命や運命に影響を与えているものとして、世界中の文化や宗教に根差しています。

中山康直さんによると、聖徳太子が目指していたのは「星信仰の復活」と「宗教の統合」であったといいます。
そして現代が、聖徳太子が成し遂げられなったことを私たちが成し遂げるタイミングであるといいます。


宗教は、時の権力によって支配のために利用されてきました。
現代に起きている中東紛争のように、人類は宗教の違いによって敵と味方に分かれました。
古代ローマや近世のアメリカ大陸では、宗教の教義が侵略行為を正当化するために用いられてきました。
自分たちと違う者は排斥しても良いと考えるのが宗教なのです。

アメリカの進歩

1872年に描かれた「アメリカの進歩」
“Manifest Destiny(明白なる大命)”とは、白人種は神の意思により未開の地に文明をもたらす義務を負っているという意味であり、武力によるアメリカ西部開拓を正当化する標語だった。
彼らは聖書を片手にネイティブアメリカンたちを虐殺していった。


本来、違いを認めるのが星信仰です。色や形や大きさなどの見た目は違っていても、全ての星はあまねく宇宙の法則の中にあり、星の種類によって排斥されても良い星というのはありません。
地球もそのような星々のひとつです。私たちがふだん見ている山や海は星の一部であり、あまねく宇宙の法則の中にあります。
このような視点に根差しているのがアニミズムであり、日本古来の考え方である森羅万象に神を見る八百万の神です。

したがって、すべての宗教の原型である星信仰が復活すれば宗教が統合されるのです。
宗教の統合とはすなわち宗教からの卒業のことであり、現代の人々がイメージしている宗教という概念自体が無くなるということです。
そして、そのことが「弥勒の世」の完成ということになるでしょう。

(やしろたかひろ) 

※関連記事
プレアデス星団アルシオーネの話 -中山康直

フェイスブック 面白かったらいいね・シェアをお願いします


<いやさかの会>LINEコミュニティのご案内
このLINEは、本ブログでご縁をいただいた方の雑談部屋です。近況報告や井戸端会議的な会話から何かわからないことの質問まで自由にご利用ください。
詳細はこちら

スピリチュアルブロガーの方&ブロガーになりたい方を募集
あなたのブログがより多くの人に読まれるように相互支援をすることを目的としたコミュニティーのメンバーを募集しています。
また、ブログ初心者の方やこれからブロガーになる予定の方へは、自分のメディア(ブログ)を構築し発信するために、必要なノウハウの提供をさせていただきます。
詳細はこちら



ショッピング

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional