ジャニーズ＆宝塚問題は宗教の終わりを告げるサイン 今後はスピリチュアルも要注意です
ジャニーズ＆宝塚問題は宗教の終わりを告げるサイン 今後はスピリチュアルも要注意です
体罰、パワハラ、性加害など人権に関わる問題が最近話題になっていますが、これらは以前にはあまり表には出てこなかった問題でした。
このような問題が浮上してきたことは、宗教の時代が終わり社会の構造がピラミッド型からDAO型に変容しつつあることを意味しています。さらに、これからスピリチュアルの淘汰も始まるでしょう。
私が自分の親の世代の人たちから聞いた話では、昭和の前半ぐらいまでは小学校の先生が児童に体罰を与えるようなことは日常茶飯事だったと言います。
私の子供時代は昭和の後半でしたが、先生が生徒の顔をこぶしで殴っていた光景を見た記憶が小学校と中学校時代に1回ずつあります。
昔はそういうことがあまり問題にならなかったのです。
宝塚歌劇団のパワハラ問題にしても、昔からあったことが内部告発されています。
私は学生時代の友達の中に親が芸能界で仕事をしているという人がいたので、芸能界の性加害問題はジャニーズ事務所だけの話ではなかったことを知っています。
ブラック企業というのは近年に出てきた言葉です。
会社を成長させることを第一とし、上司から理不尽なことを言われても耐え忍び、身を粉にして働くことがカッコいい生き方なのだとサラリーマンたちが自分に言い聞かせて頑張ってきた時代がありました。
過労死というのは大昔からあったと思いますが、日本で過労死の判断基準が出来たのは20年前ぐらいからです。
組織の中で上位の者が下位の者に対して絶対的な権力を持ち、上からの命令に対して従順であることが人としての正しい生き方であり、黙って従うことによって世の中や組織の秩序が保たれ社会の発展が促されるのだと考える道徳的な価値観があったのです。
そのような時代では、組織内で自分よりも上の立場にいる者は秩序と発展を司る「神」でした。
日本には縄文時代末期より渡来人たちによって宗教が持ち込まれ、宗教の特徴である個人の意思や人権よりも組織の目的を優先するピラミッド構造が社会全体の構造になっていったのです。
最近社会問題として浮上してきている体罰、パワハラ、性加害は、もともとカルト宗教の定番です。
ようやく人類は長いトンネルを脱し、自分の本音の感情を殺しながら生きる重い「地の時代」を卒業して、軽やかに生きる「風の時代」へ移行しました。
理不尽なことを理不尽だと声をあげられるようになりました。
古い体制を変えることが出来ない組織から、自発的な意見を持っている人たちがどんどん離れていきます。
あらゆる宗教的な構造を持った組織が内部崩壊していくでしょう。
風の時代の組織の形態はDAO(自律分散型組織)になります。
縄文時代の人々は真ん中に権力者を置きませんでした。
自分が生きているのは特定の誰かのおかげではなく、人間は誰でも自然からいただいたものを分け合って生きているのだという共通認識のもとに、自然に対して感謝の気持ちを持ち各自で自分が出来ることを分担して共同体を作っていました。
DAOとは、そのような意識のもとに一人ひとりが自律性を持って活動し、命令がなくても自然と共同体が機能していくひとつの生命体のようなものです。社会全体がそのようになっていくでしょう。
これから空前のスピリュアルブームが起きるでしょう。
統一教会など宗教法人が世の中の批判に晒されていますが、今後はスピリチュアルにも厳しい世間の目が向けられるようになります。
スピリチュアルは損得を考える打算的な活動ではなく、愛に基づく活動です。
勉強会などが開催されて組織的な活動になればスピリチュアルにもリーダーという立場の人が必要になってきますが、スピリチュアルのリーダーとは世話役、調整役であり同窓会の幹事のようなものです。
他人を上から目線で見るようなリーダーがいて、自分と価値観が少しでも違っていればその人を排除しようとするようなものは宗教であってスピリチュアルではありません。
また、地に足がついていない現実逃避的なスピリチュアルや、いたずらに不安を煽るような発言をするスピリチュアルが今後社会問題になる可能性があります。
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