弥栄-いやさかの会

山口・俵山温泉にある自律分散型コミュニティ「俵山ビレッジ」

山口・俵山温泉にある自律分散型コミュニティ「俵山ビレッジ」

俵山

山口県長門市の山間部にある俵山地区は、室町時代から続く古い歴史のある温泉地(湯治場)です。
この場所で吉武大輔さんが中心となって立ち上げが行われているコミュニティ「俵山ビレッジ」を訪問してきました。
ちょうど、太陽フレアによる磁気嵐が起きていたタイミングでした。

上の写真は、この温泉街に静かに流れる木屋川(こやがわ)。レトロな雰囲気の古い街並みに溶け込んでいます。
私は、この川のほとりで天使の声を聴きました。(幻聴?)


俵山

こちらの写真は公式サイトから拝借。前面に写っているのが吉武大輔さんです。

エコビレッジ的なコミュニティというと、皆で農業をやって暮らしているものだったり、あるいはヒッピー系の人たちの集団をイメージしたりするのですが、「俵山ビレッジ」はどちらにも属しません。

メンバーはそれぞれの個性や得意分野や価値観を活かしてコミュニティ内の仕事を役割分担したり、地域のボランティア活動に参加したり、自分でビジネスを始めたりと、大きな目的を共有しつつ最低限の約束さえ守れば自由度の高いDAO(自律分散型組織)が形成されています。

外からここへ移住してきた「俵山ビレッジ」のファミリーは現在15名。うち11名が女性。まもなく3名の女性が新たに移住されてくるとのことで、吉武さんのキャラクターを含めて女性性の強いコミュニティと感じました。

こちらは、体と心の健康をテーマにしている俵山ビレッジの総本山として発展していきそうな施設「meguri」。
ご主人が経営を引退されたばかりでまだ綺麗だった旅館を買い取って利用している施設で、現在はミストサウナが設置されています。
一般の人に一棟貸し(日貸し)もするということで、会社の研修所や保養所としても使えそうです。


bar

俵山ビレッジは、実業家の吉武さんがリーダーということがあり実に多機能的。
古い旅館を買い取って改装した「Entrance」には、カフェ&バー(1F)とラウンジ(2F)があり、一部はゲストルームになっています。俵山郵便局のそばにあります。

今後は動物たちを飼うエリアや味噌蔵、キャンプ場、駄菓子屋の運営なども予定されています。

さらに、これからの社会にとって子育てが大切なテーマになるという観点から、子供たちが俵山に集まって楽しい体験をして帰ることの出来る場づくりも計画中です。


寿楽

こちらはバス停のすぐそばにあるスナック「寿楽」。コミュニティメンバーの三ッ木あずきさんがチーママをやっています。
宮崎出身でまだ20代前半の彼女ですが、すでに俵山ビレッジの顔的な存在。この温泉街のまち起こし活動には精力的に参加されていて、俵山歌舞伎も踊るそうです。
温泉を楽しんだ後はぜひこの店に寄ってみてください。

この地の温泉の泉質は、「奇跡の水」と謳われているあのルルドの水で有名な水素水。

氏神様は熊野神社です。
有史以前からの自然信仰の聖地であった熊野(紀伊国牟婁郡)に成立し古くは物部氏が守ってきた神社で、原点回帰のエネルギーがあり、温泉地に熊野神社があれば超パワースポットになると私は考えています。

俵山に滞在中、私はなぜかあまりお腹がすかなくなり、帰りに東京の人混みの中に入ったとたんに空腹を感じるという体験をしました。
やはり、その土地の波動が人の身体に影響するということがあるのでしょう。

ここは様々な良いところがありながら、全国的にはあまり知られていない穴場スポットなのです。

吉武さんの計画は俵山という場所で完結するものではなく、日本全国に循環型ライフスタイルを広める雛形づくりプロジェクトとしてスタートしており、やがてこのプロジェクトからコミュニティ活動の全国ネットワークが構築されていくものと予想されます。

以前からの私の友達で、今年東京から俵山ビレッジに移住された岡路子さんが、今回の私の滞在を付きっ切りでサポートしてくれました。感謝。

(やしろたかひろ)

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