弥栄-いやさかの会

今は本当に陰が極まっている時代なのだろうか?

今は本当に陰が極まっている時代なのだろうか?

文明

漫画の影響ということが知られていますが、2025年7月にとんでもないことが起きるという噂を流しているユーチューバーやスピリチュアリストたちが、未だにネット上に溢れています。
このテーマを扱えばユーチューブのアクセス数が伸びる、本が売れるといったこともあるでしょう。

「環境破壊や戦争をやめない現代人の所業をみれば、まもなく地球レベルでの天変地異的なことが起きてもおかしくない」といったように、ガイアとしての地球の意思による浄化作用や神による天罰的な理論を持ち出して話をする人たちがおります。

果たして今が本当に人類史上で最も陰極まっている時代なのでしょうか?

人類の歴史上、終末論が流行った時代についてAIに質問してみました、

(Chat gptによる回答)

終末論が広がった時代は歴史を通じていくつかあります。以下に、その中でも特に注目すべき時代をいくつか挙げてみましょう。

中世のヨーロッパ(11世紀 - 14世紀):
中世のヨーロッパでは、キリスト教の教義や預言書に基づいて、世界の終末が近づいているという信念が広まりました。特に、1000年の終わりを迎えることで終末が到来するという思想が強かった時期があります。

中世のペスト流行期(14世紀):
ヨーロッパでは、ペストの流行によって多大な被害が発生し、人々は終末の到来を恐れました。この時代には「黒死病」と呼ばれる大流行があり、終末の到来を暗示する兆候として受け止められました。

第二次世界大戦後の冷戦時代(1940年代 - 1980年代):
第二次世界大戦後、東西冷戦の緊張が高まり、核戦争の脅威が現実のものとなりました。この時代には、核戦争によって人類が滅亡する可能性が広く議論され、終末論が再び注目されました。

現代の環境危機とテクノロジーの発展:
現代においても、地球温暖化や環境汚染などの環境危機が顕在化し、人類の未来に対する懸念が高まっています。同時に、人工知能や生物工学などのテクノロジーの進歩によっても、人類存続への疑問が投げかけられることがあります。

人類が歴史上多くの苦難を経験してきた中で、終末論が広がった時期というのはこれまで何度もあったのです。
その時代の人々がその時代が抱えている社会問題を大きく捉えられて警戒心が高まり、そのたびに人々は世の末を感じてきたのです。

人類による環境破壊が続いていることは間違いないと思います。
しかし、環境破壊が最も極まった時代は今ではなく、1945年に広島と長崎に原爆が落とされ、1954年に太平洋上で水爆実験が実施されて第五福竜丸事件が発生したあたりの時期だったのではないでかと私は考えています。

また、戦争の話をすれば、人間同士が敵と味方の2つに分かれて戦った歴史は今に始まったことではありません。

日本で言えば倭国大乱から戦国時代まで。そして明治維新での戊辰戦争の時期が日本人同士の大量殺戮の時代でした。
ところが、歴史は勝者によって作られるため聖徳太子、織田信長、徳川家康、西郷隆盛といったような武力による戦いの勝者がまるで勧善懲悪をしたかのように英雄として後世に語り継がれるという状況が繰り返されており、そのためにそれら暗黒の時代のネガティブなイメージが薄められてきたのです。

世界を見れば、白人たちが世界の先住民を虐殺しながら勢力を拡大していった時代がありました。
彼らが南北アメリカ大陸やオーストラリアの土地を占領し、アフリカやアジアの広い範囲で植民地支配を続けていた時期も、人間の意識が陰極まった時代だったと言えるでしょう。

したがって、神の怒りによる裁きがもしあるとすれば、人類はとっくに滅亡しているはずなのです。
また、「陰極まって陽となる」という言葉があり、だからこれからアセンションが始まるのだという考え方かありますが、私は現代が陰極まってるからではなく、人類の意識が高まるタイミングにあるからアセンションが始まるのだと考えております。

(やしろたかひろ)

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