弥栄-いやさかの会

「終末論」精神世界の緊急事態宣言!

世の中が大きく動くときには、必ずといって良いほど終末論(終末思想)が出てきます。
終末論とは、例えば大地震やポールシフト、疫病、隕石の衝突といったことによって、ほぼ全人類が被災して私たちの文明が終わってしまうのではないかというような憶測や予言の事をいいます。

昨今のように気候変動やパンデミック、あるいは社会変動などが続いたりすると ―歴史の中でそんなことは過去に何度もあったわけなのですが ― お決まりのように終末論が出てきます。
そして、終末論と神仏がセットになるとカルト宗教になります。

カルトな人たちは、コロちゃんの件について神の怒りによって起きた大災害のひとつであったと主張します。
しかし、私は以前にこのブログの中に記した通り、それは人類の遺伝子が進化するきっかけになる出来事だったと捉えています。

人間の意識はエネルギーであるので、意識が現実を創造します。
集合意識が災害にフォーカスすれば、そのエネルギーによって災害が現実に起こされてしまう可能性があります。
またそのようなネガティブな集合意識が、京王線や東西線の電車内で相次いで起きた事件のような不可解な犯罪を誘発することもあえります。

今は、世界に蔓延しつつある終末論に対する人々への注意喚起として「精神世界の緊急事態宣言」を出しておく必要のあるタイミングかもしれません。


科学的にまだ解明されていない現象や予測などについては、私たちはそれを信じるか信じないかという基準で判断するしかありません。
宗教もそうですし、スピリチュアルと言われている分野も今はまだその範疇です。

ただし、宗教とスピリチュアルとの間には大きな違いがあります。
その違いを簡単に言うと、宗教は人々を特定の教団や教祖、預言、戒律などに縛り、それに絶対服従をすることを誓わせます。
一方で、スピリチュアリティは個人に最大限の自由を認めます。ただし、誰の言い成りにならなくても良い代わりに、個人に自己責任を求めて精神的自立を促すのです。


宗教との決定的な違いという観点から、スピリチュアリティの特徴をもう少し詳しくまとめると、以下のようになるでしょう。





1.違いを認め合う事

それぞれに自分の物語を生きているので、スピリチュアルな人間関係では世界観の違いというのは障害になりません。
性格や価値観などが人それぞれに違う理由は、互いに学び合う関係にあるからです。
私が正しい、あなたは間違っていると言って相手を否定することは、宇宙の破壊です。

分離・分裂するのは宗教であり、違いを乗り越えて融和するのがスピリチュアリティです。
地球という惑星の大切な役割は、人間関係の学びを得る場であるという事です。
私もあなたもこの地球に生まれたという事は、同じ学びを必要としていたという事なのです。

2.霊格的に対等

地球という同じ学校で生きている人間に霊格の高い者と低い者という差は存在しません。在るのは役割分担だけです。
私のほうが霊的に格上だと言って相手を見下すことは、地球に対する冒涜です。


3.神との繋がりにおいて対等

誰でも創造主の分身であるので、誰でも主体的に神事や御神業を行うことが出来ます。
私だけが高次元の存在と繋がっていると言って驕り高ぶることは、宇宙に対する冒涜です。

神様は特定の選ばれた人だけが降ろすことが出来るようなものではなく、誰のそばにも常に降りています。

神事を行うことを職業としている人たちがおりますが、そのような人たちはある意味で大切な役割を果たしています。
ただし、神事を行う時の作法や手順などというのは、宗教によって、国によって、時代によって変わるものであり、もともと人間が考えたものに過ぎません。最も大切なのは本人の「思い」でしょう。

(やしろたかひろ)　

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