弥栄-いやさかの会

エゴとワンネス― 私たちが生まれてきた目的

エゴとワンネス― 私たちが生まれてきた目的

飯田史彦

飯田史彦


人間の生まれ変わり(転生)をテーマにした「生き甲斐の創造」の著者である福島大学の飯田史彦氏は、私たちは人間関係を学ぶ(体験する)ためにこの世に生まれてきたと結論づけています。
そして、「人間関係という貴重な試練を経験し、自分の『愛の水準』を確かめ、高めていくためには、肉体を持ってこの物質世界に生まれてくるしかありません。」と述べています。

私たちの魂はワンネスの状態にある宇宙から来ていますが、周波数を落として物質的な個別のボディを持ってこの世に生まれてくることによってエゴ(自我)が生じます。
国語辞典によると、エゴ(自我)とは「自分を他者や外界と区別して意識すること」と記述されています。エゴはワンネスの対義語と言って良いでしょう。

私たちは、エゴを持つ存在同士として関わり合い、その中で悩んだり悲しんだり喜びを分かち合ったりしながらこの世界で生き、最終的にはワンネスに戻っていきます。
それが飯田氏の言う「人間関係の学び」なのでしょう。

エゴとは「自分を他者や外界と区別して意識すること」であるとするならば、エゴは私たちが人間として生きている証明であって、無くさなければいけないものではないと思います。
ただし、出来るだけ抑えた方が良いエゴというものもあります。

自分が好きな事を実行するために、あるいは自分が正しいと思っている事を貫き通ために、あえて他人とは違う生き方をする事は受容すべきエゴです。
世間から変わり者だと嘲笑されたとしても気にする必要はありません。オタクを呼ばれる人たちはこれに属するでしょう。

しかし、そのために他人に多少の不快感を与えても構わないという意識を持っているとすれば、それは抑えた方が良いエゴということになるでしょう。
ここで人間関係の学び=ワンネスへ戻っていく学びが関係してくるのです。


例えば、私は今の感染症の予防にマスクはほとんど意味が無いと考えているのですが、人混みの中を歩く場合はマスクをします。
マスクをするという世間の常識が間違いであろうが陰謀であろうが、また、自分が感染症についてどのように考えていようが、それは別次元の話であって関係ありません。
私がマスクをして外を歩く理由は周りの人々に不快感を与えないためであり、人間関係を意識しているからです。

人によっては何かの疾患があってマスクをすると息苦しくなってしまったり、肌荒れが酷くなってしまうような人がいて、周囲の人々に対してゴメンナサイという意識を持ちながらマスクをせずに外出する人もいるかもしれません。
この場合は、ゴメンナサイという意識を持っている時点でワンネスに近い人なのです。

状態ではなく意識がその人の進化を決めます。
意識の中でも私たちに最も大切なことは、自分がワクワクするような生き方をするという事と、人間関係を意識するという事とのバランス感覚なのだろうと思います。

(やしろたかひろ) 

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