弥栄-いやさかの会

天命を全うする。嫌なことが目の前に立ちはだかっている時にどうするか？

6月に中山康直さんが神社チャンネルにゲスト出演した動画です。
「命より大切なもの」というフレーズはとても衝撃的ですが、私たちがこの世に命を授かった目的は何かという視点から考えると納得のいく話です。

また、人間は死ぬと星になるという言葉がありますが、それは命は星から来て星に還っていくという意味であり単なる比喩ではなかったということがこの話から分かります。

命の目的とは、自分として生きること。
自分の命の中にはプログラムすなわち天命があり、それを全うするために生きるのだ。
私たちはお金を儲けるために産まれてきたのではなく、健康になるために産まれてきたのでもなく、その先にある自分の役割を果たすために私たちは命を授けられているのだ。
……これがこの動画の内容です。

宇宙は元一つですが、「個」という概念を体験するためにあえて元一つのものが分割されて私たちは地球に産まれてきました。
そして、私たちはそれぞれに違う役割を全うすることによって、「個」すなわち「自分」という存在を喜びの中に発見することが出来るのです。

この世の中は役割分担によって成り立っています。
マクロでは宇宙全体、そして生態系がそうであり、ミクロでは人間社会、そして家族がそうです。
したがって、役割分担において皆が対等であり、誰が誰よりも優れているという序列はないのです。

私自身の役割については、ひとつはっきりしていることがあります。
今回私は、アセンション情報を世の中に伝達する役割を志願して産まれてきました。

中山康直さんのような人が語り部担当であるとすれば、私はメディア担当です。
メディアとは、語り部とは違い人々の前に出ることのないポジションであり、企画、編集、発信を行う役割です。
私がこれまで続けてきたWebサイトの構築やセミナー運営などがその現れだと考えています。
メディアが語り部と違う点は、一方だけに偏らずに、できるだけ自分を中立的なポジションに置いておく必要があることです。ことにスピリチュアルのメディアを担当する場合は、目に見えない世界と現実世界とのバランスに配慮する必要があると思います。

私は学生時代に合唱団に所属しており、そこで役割分担の重要性を学びました。集団で音楽を奏でることとはそういうことです。
あの当時の私の仲間ひとりひとりが、役割分担ということの大切さを相手に教え合う役割を持っていたのです。
また、TV出演をしたことがあるのですが、私はその時期に体調を崩してしまい、その日も朝から絶不調で辞退しようかと考えていました。
ところが、大きなNHKホールの舞台に上がったとたんに奇跡的に体調が回復し、その後の打ち上げパーティーにも2次回まで参加することが出来たのです。
それは、自分が好きな事にきちんと向き合っていれば健康にだって成れるのだという体験だったのではないかと思います。


あのちゃんという、最近人気が出てきたミュージシャンがいます。
彼女は変わった話し方、偏食、引きこもりといったキャラをわざと演じてるのではないかと言われて叩かれている面もあるのですが、大変な天命に生きている人だと私は考えています。
芸能人は基本的に人を楽しませるという役割を持っているのですが、彼女の場合はそれ以外に自分が学生時代にいじめに遭ったり、校則主義の高校が嫌になって中退した経験をバラエティの場でそれとなく語ることによって重要なことを大衆に学ばせているような気がするのです。

中山さんの視点とは違いますが、私は誰でもただ存在しているだけで天命を生きていると考えています。
産まれたばかりの赤ちゃんは、ただ存在しているだけでその親に対して様々な学びの機会を与えていて、天命を生きていることになります。
したがって、その赤ちゃんが生まれた直後に亡くなってしまったとしても、それは天命を果たさないままこの世を去ったことにはならないのです。

また、例えば、毒親はその子に親とは違う生き方をすることに目覚めさせる役割を持っており、ホームレスはその存在を見せることで人々に社会について考えてみる機会を与えているのだと思います。
すなわち、毒親を演じることも、ホームレスを演じることも、それが自分自身なのであり、生まれる前から自分で決めてきたひとつの天命なのです。
さらに、毒親に育てられた子がその親に反抗する時期が来たりすると今度は親が学ぶことになります。それは子の親に対する役割(天命)が果たされた時です。

したがって、自分の役割とは何か、天命とは何かといったことについて難しく考えたり構えたりする必要はないと思います。
自分を変える必要なんてありません。自分が好きなことをただやっているだけで、好きに生きているだけでそれが天命を生きていることになるのです。

しかし、もしかしたら、無理に人に合わせることなく好きに生きるということ自体がこの社会では難しいのかもしれませんね。
そこで、好きに生きたいと思っている自分にとって、その障害となる嫌なことが自分の目の前に立ちはだかっている時、それをどうやって処理するかということが重要なテーマになります。
これについては、LINEコミュニティの中で皆さんの意見を聞かせていただきたいと思います。
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(やしろたかひろ)
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