アセンションとは何か 弥栄-いやさかの会

土地は誰のものか

土地は誰のものか

人間が労働をして生産したものではない大自然由来のもの、すなわち太陽の光、空気、大地(地球)などは誰の所有物でもありません。

国の境界は戦争によって決められた

大砲

外交問題の中で、いつまで経っても決着がつきそうにもないのが領土問題です。
北方領土についてロシアの主張は、「日本は第二次世界大戦の結果を受け入れよ」です。
私は別にロシアの肩を持つわけではないのですが、ロシアは今までの人類の常識を言っていると思います。戦争とはそういうものです。

人類は太古の昔から、土地の奪い合いのために、数えきれないほどの戦争、戦いを繰り返してきました。
戦って、殺し合って、勝った方がその土地を所有する権利を得る。
戦争のたびに大地に線が引き直され、その土地の新しい所有者が決まるということが繰り返されたのが人類の歴史でした。
ロシアは、そういう常識を日本は受け入れよ、と主張してきているのです。

「固有の領土」という概念は、基本的に大陸にはありません。
各国が陸続きのヨーロッパなどは、幾多の戦争の繰り返しの歴史の中で常に国境線が変わってきましたから、各国がそれぞれ「固有の領土」なんていう概念を持ち出したら、ぐちゃぐちゃになってしまうのです。
もし今の時代に、ローマ帝国の時代に築かれた国境線が正当な国境だ、なんて言い出すイタリア人政治家がいたら、たちまち国内外から袋叩きに遭ってしまうでしょう。

土地(大地)は誰のものでもない

地球

東日本大震災で私たちは、今まで個人が所有できる最高の財産だと思っていた「土地」が、津波や液状化現象によって、また放射能汚染によって、あっという間に使い物にならなくなる光景を目の当たりにしました。

太陽から注がれる光や空気と同様に、土地、つまり大地は神様からの授かりものです。
したがって、土地を責任をもって管理する人(管理者)を決める必要はあるでしょう。
しかし、大地に所有権を定めることは間違っています。
誰の固有の領土もない。人間は、大自然そのものである土地を皆で大切に管理し、皆が幸せになるようにこれを使用させていただく。

尖閣諸島は誰も人が住んでいないのだから、日本も中国も所有権を放棄して、日中の共同管理とするのが良い。
本来は海も誰のものでもないので、漁業権や採掘権に関しても、所有権ではなく日中の共同管理とするのが良いでしょう。
日本と中国とがそのように協力して、国境の無いボーダーレスな新しい世界の雛型づくりの手本になると良いと思います。

※関連記事: 尖閣、竹島問題は日本が世界革命を起こすチャンス!


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素粒水

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