宇宙人を悪魔とする思想が今の日本にあった! 風の時代の宗教の行方
宇宙人を悪魔とする思想が今の日本にあった! 風の時代の宗教の行方
日韓交流と称してオンライン・セミナーを開催し、日本人に布教活動をしている「新天地」という韓国の新興宗教団体があるようです。
それは「竜と悪魔が全世界を支配している」と説いているもので、サタンを語る統一教会とイメージがよく似ています。
サタンや悪魔といった存在を強調するのは、大抵はキリスト教系の新興宗教団体です。
ですが、もともと神道系の人だったのに、これと同様の主張をしている日本人が居ました。
名前はあえてここに書きませんが、その人は精神世界界隈では結構人気のある人なので、名前を聞けば知っているという人が多いと思います。
この人は自身の著書の中で、人間の意識に入り込みネガティブな思考操作をしている者が居ると話しています。
それは、地球人の意識をジャックして意のままに遠隔操作することが出来るテクノロジーをもつ悪しき異星人であり、憑依や霊障害ではないため、浄霊や除霊という手段では全く太刀打ちできないと言うのです。
そして、これを解決するためには宇宙指導霊団に介入していただくしか方法がないと結論付けています。
自分の霊能力で解決できない現象は異星人の仕業だとしているこの人は、いったいどんなパラレルを生きていきたいのでしょうか?
これは人間の二元性を否定し、ネガティブなものはすべて外側から来ているという主張であって、サタン思想を土台にした統一教会と同様にしか見えません。
スピリチュアルリーダー的だった人が、いつのまにか新興宗教の教祖様化するという事例が過去にいくつもありました。
改めて、スピリチュアリズムと宗教の違いをはっきりさせておきたいと思います。
私たち人間が肉体をもってこの世に生まれてきた目的は、二元性を体験するためです。
物質世界のすべての目的は「体験」するためです。
ポジティブ意識とネガティブ意識は二元性の典型的なものであり、両方とも自分自身に内在しています。
ポジティブ意識だけが自分で、ネガティブ意識は宇宙人やサタンによる思考操作というわけではないのです。
非常に治りにくい精神疾患を患っている人であっても、それはその人に必要な体験としてあり、決して外部からの思考操作ではありません。
そして、私たちの「進化」とは、二元性が統合されて一元に戻っていくプロセスを体験することだろうと思います。
しかし、多くの宗教はこの逆をやっています。
また、神が人間の不徳に対して怒るということもありません。
なぜならば、神は万能であり失敗しないからです。そして、神は責任転嫁しないからです。
神が己の体験のために己の分身として創造した人間に対して、「おまえたちは私の失敗作だ」と言って怒るでしょうか?
私たちが、自分の中で起きたネガティブな出来事を宇宙人やサタンや神のせいにした時点で、人間としての進化をストップさせることになるのです。
昔から人類は、自分にとって都合の良いものを善とし、都合の良くないものを悪とし、天使と悪魔の対立構造を作りました。
善悪思考によって民族と民族が対立し、国と国が戦争し、人類は長い間暗黒の時代を過ごしてきました。
今そのような時代がようやく終了し、新しい時代が到来しようとしています。
地球は、ハーフ・アセンションであった2012年より新しい時代へ移行するための「破壊」と「創造」のサイクルに入りました。
その変化は、まず目に見えない世界から始まりました。
そして、フル・アセンションの到来となった2020年より物質世界が本格的に「破壊」のフェーズに入ったため、今は世の中が混沌として方向性が見えない状況にあるのです。
今の経済システムは、数年のうちにグレートリセットによって壊れていくでしょう。
預金封鎖があるかどうかは分かりませんが、より進化した新しい経済システムができるために必要なことであればそれは起きるでしょう。
統一教会問題は、これまで何十年もの長い間多くの人々が知っていて放置されてきた問題です。このことをマスメディアが深く触れる事はタブーとされてきたのです。
それが突然に暴露されて日本の政界がガタガタになっているのも、新しい「創造」のための「破壊」の一端です。
宗教はこれから衰退の一途をたどるでしょう。
新しいシステムへ移行するために宗教は必要ないからです。
風の時代では、風のように軽やかなものが浮上し、重たい波動のものは沈んでいきます。
社会は、私たち人間の集合意識によって創られていきます。
混沌という泥沼の中から大輪の花が咲くかどうかは、私たち一人一人の意識のあり方次第です。
(やしろたかひろ)
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