バシャールが明かす、天岩戸神話に隠されていた時代の転換点
バシャールが明かす、天岩戸神話に隠されていた時代の転換点
アフリカで誕生したと言われている最初の人類。
私たちの住む日本は、その子孫が太陽の昇る方向、東へ移動していった最終到達地であり、様々な人種や民族が寄り集まって形作られた国です。
その意味で、日本人とは世界の先住民のハイブリッドなのです。
日本人はハイブリッドであるが故に、海外から見て個性的な文化を発展させてきました。
日本神話と言えば古事記と日本書紀ですが、これらは大化の改新で知られているユダヤ系渡来人であった藤原鎌足の息子、藤原不比等の時代に完成したものです。
天岩戸伝説は、十字架に磔になって瀕死の状態になったイエス・キリストが助け出されて岩屋に安置された後、介抱されて息を吹き返し、その岩屋から出てきたという史実が元になっている可能性が高いという話は以前にしました。
この話に出てくるアメノウズメのモデルは、マグタラのマリアだと考えられます。
このキリスト説を採用すれば、天照大神は男性だということになります。
しかし、古神道の原型としてレムリア文明の流れをくむアニミズムや女神信仰があり、そこに渡来人が持ち込んだ信仰が統合されて伊勢神宮や出雲大社に象徴されるような今の神道になったという観点があります。
この観点から言えば、天照大神は男性・女性という概念を超えた存在であると考えるのが正しいのではないでしょうか。
以上は、史実に基づいて考察した天岩戸伝説です。
現象界と精神世界は表と裏の関係にあります。天岩戸伝説にはまた別の意味もありそうです。
縄文土偶に表現されているように、おそらく縄文時代以前の日本には女性性を大切にする文化があったと思われます。
しかし、ユダヤ系の人々が流入し、彼らが日本の中心勢力になった頃から男性優位の社会となり、戦乱の世となりました。
日本皇室が男系継承というのも、外来の考え方に基づいています。
バシャールは、女神が天岩戸に隠れたというのは、日本社会において女性性が抑圧されたことを象徴していると言います。
種族のエネルギーの半分を抑圧したり封じ込めたりすると、暗黒の波動へ行くので、喜びを通してバランスの回復をする必要があると言うのです。
そして、陰陽のシンボルが示すように、暗闇の中にも小さな明るい点があり、その小さな点が喜びのエネルギーであり、それによって抑圧されたエネルギーが引き出されてバランスが回復し、光が戻るのだとバシャールは話しています。
バシャールの説を採用すれば、岩戸に隠れた天照大神は女性性が光を失った時代を象徴しており、服を脱ぎ捨ててダンスを踊るアメノウズメは暗闇の時代にも存在している喜びのエネルギーを象徴しています。
タジカラオが女神を引出したように、喜びのエネルギーが発動したタイミングで男性たちが力を併せて女性性を開放することによって岩戸開きとなり、日本人の中に縄文意識が蘇えるのでしょう。
するとさらに、男性性と女性性、現象世界と精神世界、縄文意識とテクノロジーといったものが統合され、バランスをもった日本文明の時代が始まります。
バシャールは、フリーエネルギーの実装に対して最も受容的な国は日本であるとも言っています。
日本人はハイブリッド民族であるが故に、人類の新しい時代を先導していく資質を持っているのです。
(やしろたかひろ)
参考
バシャールの本