フジテレビ騒動で浮上した現代社会の「献上」問題
フジテレビ騒動で浮上した現代社会の「献上」問題
芸能界の大物・中居正広氏の引退と、フジテレビの瓦解。
何でも白日の下に晒されてしまう、誤魔化しのきかない世の中になってきました。
今回の週刊誌報道の中では「献上」という言葉が使われました。
「献上」とは、身分の低い者が身分の高い者へ捧げ物をすることを言います。
芸能界の性加害問題というのは昔からあったことなのですが、以前は週刊誌が書いたところで大した問題にならず、いつの間にか揉み消されてきました。
芸能界ではなくても、たとえば某生命保険会社の女性外交員が、男性客に契約をしてもらった見返りとして、後輩の女性外交員を差し出すというケースが実際にあったことを以前に耳にしたことがあります。
会社という組織に依存して生活をしている中で、部下にとって上司や経営者は逆らうことの出来ない権力者です。
組織の内と外にいる権力者のために、自分が捧げ物にさせられることを訴えることが出来ないケースがあったのです。
会社組織の中での「献上」という言葉をもう少し広い意味で使うならば、サラリーマンが自分の好きな事をする時間や家族と過ごす時間を犠牲にして、勤務外の時間を残業代も支払われず献上させられるといったことは昔から頻繁に行われてきました。
この程度の献上は「社会常識」の範疇として、多くの人々が普通に受け入れてきたのです。
「献上」がエスカレートしやすい組織が宗教団体です。
宗教とは、人間を支配するための強力な道具です。
無報酬での長時間労務も、経済的な搾取も、性加害も神の下に正当化されてきました。
神という概念に紐づけられた指示命令系統の中で、どんなに理不尽な要求内容であったとしても上からの命令に背けばパワハラを受け、パワハラが正当化されてきました。
もちろん、すべての宗教団体がそうであるという意味ではありません。
これらはすべて、土の時代の象徴的な出来事でした。
土の時代は重いエネルギーが支配していたので、自分の自由が奪われて他人に支配されることや拘束されることが世の中の「常識」であるかのように受け入れられて、既得権益や権力を振りかざす者、傲慢な者、嘘をついて人を騙す者がこの世の成功者になることが出来たのです。
風の時代では、逆転現象が起きます。
近年太陽フレアが活発化しているのは、太陽の意思が私達の遺伝子を新しい地球に対応できるように変化させようとしているからだとバシャールが話しています。
これまで立場の弱かった者たちが覚醒して軽やかなエネルギーを身に着けるようになっていくにつれて、重いエネルギーを持った権力者たちが転落していきます。
そのプロセスでは大きな混乱が起きて、古い常識に縛られている人達から見れば世の中に異常事態が起きているように見えるでしょう。
(やしろたかひろ)
関連記事
「ふわスピ」からの卒業、実践型NEO縄文コミュニティの時代
もう嘘や隠し事はできません -バシャール
※LINEコミュニティのご案内
このLINEは、本ブログでご縁をいただいた方の雑談部屋です。
詳細はこちら