弥栄-いやさかの会

伊勢で封印された縄文の女神・瀬織津姫の悲しい物語

伊勢で封印された縄文の女神・瀬織津姫の悲しい物語

セオリツヒメ

私は過去に、伊勢神宮でショッキングな体験をしました。
その時に一緒に旅をしていた私の元妻は、ルーツが沖縄にあったのでユタの血筋を引いていたのでしょうか。霊感を持つ人でした。

私たちが乗る列車が伊勢の地に近づくと、彼女が車内で吐き気を催したのです。車酔いというのは良くあることですが、飲酒したわけでもないのに電車酔いをする人を私はその時に初めて見ました。
そして、伊勢神宮に着いたとたんに、彼女が突然「キツネがいる!」と言って怖がり混乱状態に陥ってしまったのです。私の思考も混乱しました。よりにもよって伊勢神宮でなぜこんな事に!天照大御神の領域でなぜキツネなんだ!

このことが発端となり彼女は不治の病となってしまい、それから何年もの間私が彼女を介助するという生活が続きました。最終的には彼女の親族の方々が彼女を引き取ると申し出てくださって離婚するという決断になったのです。
あの出来事があってから、私は伊勢神宮には何か暗部が隠されているに違いないと考え、探求する日々が続きました。

そして、理解したことがあったのです・・・

この記事は、以前に私が書いた以下の記事と併せて読んでいただけると理解が進むのではないかと思います。
龍神アラハバキの謎 隠されていた縄文・日高見国の扉を開く時が来た!

縄文人は、世界の様々な先住民族が日本列島に集まって形成された民族です。
その縄文時代には平和な社会がありました。

縄文人の信仰はあらゆる自然現象に霊的な存在を認めるアニミズムであり、土地を司る龍と水を司る蛇を信仰する龍蛇信仰が発達し、その痕跡はアラハバキ伝説や縄文土器の文様などに残されています。
また、彼らが太陽に対する意識も強かったことはストーンサークルに見られます。
このことから、大地と水と太陽が縄文信仰の中心だったのではないかと思われます。

その縄文人は後に渡来系の人々から蝦夷(えみし)と呼ばれるようになり、ヤマト政権によって征服される運命をたどっていきます。


縄文土器

縄文時代晩期より日本列島に渡来人の大量流入が始まり、日本民族に転換期が訪れます。
皇統の始まりについては諸説ありますが、この頃から始まったのではないかと思います。

渡来人の中でも、ことにユダヤ系の人々の影響力が強く及びました。
ユダヤ人は紀元前900年ごろにイスラエルの地で南北に分かれて争います。
北の10氏族は紀元前(=キリスト誕生の前)にエジプトへ渡った後、モーセに率いられてエジプトを出て東を目指しました。
南の2氏族も紀元後(=キリスト誕生後)にイスラエルの地を追われて東を目指しました。

その中で最初に日本へ渡ってきたのは、北の10氏族の末裔であった徐福集団でした。彼らはユダヤ教の影響を受けた人々で物部氏や忌部氏の祖となりました。
西洋では龍は悪魔の象徴と言われることが多いのですが、10氏族の中で祭祀を司っていたレビ族は海を支配するレビアタンという龍蛇神を信仰していました。

徐福集団は縄文人と融合して出雲族となりました。出雲族とは縄文人と北ユダヤ人の混合と考えます。
両者は龍蛇神を信仰していた点で一致しており、縄文の龍蛇神・アラハバキとレビ族の龍蛇神・レビアタンが融合して瀬織津姫(セオリツヒメ)が共同創造された可能性があります。
瀬織津姫は瀧や川を司る水神で、人々のあらゆる罪・穢れを川から大海へ流す働きがあり、弁財天などと同一視されています。

その後、南ユダヤ2氏族の末裔が朝鮮半島経由で日本へ渡ってきます。彼らはキリスト教の影響を受けた人々であり、秦氏の祖となりました。
かつてイスラエルの地で対立していた南北のユダヤ人が、今度は日本の地で対立することになります。そして、その対立に縄文人たちも巻き込まれていきます。

戦いを有利に進めたのは後から日本へ入ってきた南ユダヤ系の勢力(秦氏)であり、彼らがヤマト政権の実権を握っていきました。一方、敗れた人々は縄文人の拠点であった東北地方へ逃れましたが、長い戦いの末、平安時代までに征服されました。

この争いの経緯が、奈良時代に藤原不比等らが編纂した古事記の中では美化されて国譲り物語として記されたのです。
瀬織津姫の名前は古事記の中にはありませんでした。


伊勢神宮


伊勢神宮には原型があった可能性もありますが、今の形の伊勢神宮を建立したのは秦氏です。
ここに祀られている天照大御神の正体については様々な説がありますが、
私は、天照大御神=イエス・キリストであるという説を取ります。

伊勢神宮に存在する「五十鈴(いすず)川」の語源は「イエズス」、「宇治(うじ)橋」の語源はヘブライ語で光を意味する「ウジュ」、キリストは馬小屋で生まれたと言われており伊勢神宮の敷地内に馬小屋があるなど、ユダヤやキリスト教との一致点が見られます。

記紀に記された「天岩戸開き神話」は、十字架に架けられたキリストが支援者たちに救い出されて岩屋の中で介抱されて復活したという物語に対応し、アメノウズメはマグダラのマリアに対応する。

太陽の光が最も弱くなる冬至の日、伊勢神宮の五十鈴川に掛かる宇治橋の端にある鳥居の中心に太陽が来るように配置されているのは、キリストの死と再生の物語を表わしているという説があります。

秦氏系の人物とされる聖徳太子の別名が厩戸皇(うまやどのおう)であり、やはりキリストをイメージさせます。
さらに、聖徳太子と共に推古朝の政治を仕切った蘇我馬子の名前はそのまま「我れ蘇える馬宿の子」と読むことができます。
これらが偶然と言えるでしょうか。

そして、稲荷神社の鳥居が赤く塗られる理由は、ユダヤの祭りの際に家の入口を赤く塗ったという風習が起源となっており、イナリとはINRI=キリストのこと。
INRIの意味はネット検索していただくとすぐに出てきます。
稲荷大神のお使いがキツネであるとされています。

茨城県龍ケ崎市に女化神社(おなばけじんじゃ)という変わった名前の神社があります。赤い鳥居とキツネの石像が出迎えてくれます。
この神社には、キツネが人間の女に化けたという伝説があります。
日本でキリスト(INRI)が稲荷となって表れ、さらに天照大御神という女神に化けたという推理とシンクロしてきます。


インリ


さて、戦いに敗れた出雲族の信仰はその後どうなったのでしょうか。
勝者が敗者の文化を潰すというのはよくあることですが、信仰を潰すことによって起こる呪いを恐れたのでしょうか?出雲族の主祭神であった大国主神を祀る出雲大社の存続は許されました。

岩手県にある丹内山神社はもともと縄文人が信仰していたアラハバキ神が祀られていた聖地でしたが、ヤマト政権が縄文人を討伐した以降はその上に仏教の寺院が建てられてアラハバキ神の力が封じられました。寺院が解体されて今の神社になったのは明治時代です。

そして、瀬織津姫は、伊勢神宮の内宮にある荒祭宮(あらまつりのみや)に祀られるという形で残されました。
荒祭宮は、表向きは天照大御神の荒御魂とされているのですが、複数の文献の中にこれが瀬織津姫であると明記されています。
ただし、荒御魂ですから瀬織津姫は禍をもたらす神としての取り扱いとなったのです。


なぜ、瀬織津姫は天照大御神と同じ場所に祀られるようになったのでしょうか。

神代文字とも言われるヲシテ文字で書かれたホツマツタエという古文書があります。
これが記紀を編纂する時の参考になったと考えられます。

ホツマツタエの中にはアマテルという男性の太陽神が登場しており、その正妻の名前がセオリツヒメであると記されているのです。
アマテルとはニギハヤヒのことであると言われており、ニギハヤヒは出雲族です。

ホツマツタエには、スサノオが狼藉を働いてセオリツヒメの可愛い妹であったハナコヒメを死に追いやり、それを知ったアマテルがショックのあまりに岩屋に引きこもり外に出てこなくなったため、政務を執る者が居なくなり世の中の状態が闇に閉ざされたようになったと記されています。

戦いの勝者となった秦氏系の勢力がこのホツマツタエの物語をリメイクして、アマテルを天照大御神(=キリスト神)に置き換えて日本神話を新しく作ったものと考えられます。
そして、ホツマツタエの中でアマテルが晩年に暮らしたと記されている伊勢の地に天照大御神を祀ったのです。
さらに、出雲族が二度と自分たちに歯向かわぬよう、天照大御神と瀬織津姫を政略結婚させたのではないかと私は推理します。


政略結婚説が正しいとすれば、すでにアマテルという相思相愛の夫がいた瀬織津姫にとっては悲しい出来事でした。
伊勢の地でアマテルは闇に葬られ、その妻だった瀬織津姫はキリスト神の監視下に置かれて力を封じられるという結末となったのでした。

瀬織津姫は縄文アニミズムの流れを汲む多神教の神であるのに対して、キリスト神はもともと一神教の神です。
昭和初期に竹内文書を公開し天皇を崇拝する新興宗教・天津教を開いた竹内巨麿は、キリストが日本に渡来していたことを主張していました。
なぜかキリストの墓と呼ばれる史跡が縄文人の拠点であった青森県にあるのも、岩手県の丹内山神社の一件と同様にヤマト政権による工作だったのではないかと思われます。

キリスト教と同じく大陸から日本に伝来した仏教は、八百万の神を別のものに置き換えるために都合の良い思想体系を成していました。
以降ヤマト政権は、日本を伊勢神道と仏教を信仰する国に仕立てていきました。

聖徳太子と蘇我馬子によって始められた政治改革である天皇を中心とする国家の中央集権化を進めていたヤマト政権にとって、縄文アニミズムは地域ごとにその土地の産土神を信仰していたため邪魔だったのです。

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(やしろたかひろ) 


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