弥栄-いやさかの会

竹内文書と高坂和導氏に物申します

竹内文書と高坂和導氏に物申します

竹内文書

竹内文書(たけうちもんじょ)とは、「古事記」「日本書紀」よりも古い時代にまとめられた日本神話と考えて良いと思います。
武内宿禰の子孫とされる竹内巨麿(たけうちきよまろ)が、1928年(昭和3年)にこの文書の存在を公開しました。

竹内文書の内容をざっくりと要約すると以下のようになります。

超古代の地球に宇宙から日本の飛騨地方に天皇(スメラミコト)が降臨し、肌の色が異なる五色人を作り人類が誕生した。
それ以降、天皇が天空浮舟(あめのうきふね)に乗って巡回しながら世界を平和に統治する時代が続いた。
しかし、五色人たちが徐々に天皇への感謝の心を忘れ、互いに争い始めたため天変地異が繰り返され、高度な文明が崩れ去ってしまった。
これを見た国常立大神を要とする五次元界の神々は、今から三千年前、秩序の回復を図ることを決定した。現代はまさにその計画を実行に移す時代にあたるのだ。
神界に対する人間界の要は天皇である。
日本人は五色人とは区別されて日人(ひびと)と言い、世界再統一のために用意された特別な民族である。
世界再統一は神々の命令であり、万国の五色人は決して天皇に背いてはならない。



竹内文書には「世界再統一の時に天皇(スメラミコト)に背くと天罰が下るぞ。死ぬぞ。潰れるぞ。」といった強烈な滅びのメッセージが入っています。
天孫降臨伝説や、ここが世界の中心であるとする伝承は世界中に存在していますが、竹内文書の特徴は天皇を中心としている点にあります。

竹内巨麿は、戦前にこの文献を経典として天津教という宗教団体を立ち上げています。
この教団は、現在も皇祖皇太神宮天津教として茨城県に本庁を置き存続しています。
また、戦後に竹内文書の熱狂的な信奉者として現われたのが故・高坂和導(こうさかわどう)氏でした。
そして、高坂和導氏の意思を受け継いでいるのが中山康直氏です。

中山康直氏はこのように話しています。
「天皇とは、銀河を統制している天帝と同義語であり、本来は人間に当てはめられる称号ではないが、人間を卒業した存在になった時に唯一人に与えられる称号である。日本国には大王や皇帝を凌駕した存在がいる。」

また、中山康直氏は、「聖徳太子が目指していたのは星信仰の復活と宗教の統合であり、現代が聖徳太子が成し遂げられなったことを私たちが成し遂げるタイミングである」といいます。
中国では天の北極に位置する不動の星である北極星を「天皇大帝」と称し、これが日本の天皇という称号の起源と考えられています。
そして、北極星(=天皇)は自らを証明するために北斗七星(北斗八星ともいう)を必要とします。これが妙見信仰となりました。
聖徳太子は、北斗七星が刻み込まれた七星剣を所持していたと伝えられています。

高坂和導氏は、竹内文書の内容に基づいた世界平和憲法の制定を提唱していました。
その憲法案の中には、皇居をバチカン市国のような独立した政庁としてここを国連に代わる真の世界政府とし、天皇がその名誉総裁として人のあるべき道を指導する役割を担うことなどが盛り込まれています。

竹内文書に描かれいる天皇は決して独裁者ではなく、世界を平和に統治しようとした聖人であると思います。
しかしながら、このような世界観には問題があるのではないでしょうか。
それは私たち日本人にとってみれば誇らしい内容になっているのですが、外国人から見たら天皇と日本人を崇拝対象とする選民主義思想にしか見えないのではないと思います。
竹内文書を深読みするならば、超古代に天皇が世界を統治した時代があったが結局はそのやり方ではうまくいかなかったという事が語られています。これは、むしろ教訓の物語なのではないでしょうか。

古代の真実は誰にもわかりません。パラレルワールドの考え方から言えば真実はたくさん存在するのでしょう。
各々が自分の信念に従って古代のロマンに思いを馳せることは良いことです。
しかし、エビデンスの無い歴史認識に基づいた政治思想を展開しようとすれば、それは新たな対立を呼ぶことになってしまいます。

私は愛国者の一人であり、神社や日本の古い歴史を訪ねる旅が好きです。靖国神社にも参拝します。
そして、天皇陛下は日本の良き伝統文化を守るための礎を築いてきた人であり、尊い存在であると考えています。

ですが、私が世界の人々に感謝の気持ちを持っていただきたいと考える対象は日本の天皇ではなく、あめつちの神々(=大自然)です。
私が世界の人々に信仰して欲しいと望んでいるのは妙見信仰ではなく、星も太陽も大地も動物や植物もすべてを包括した自然信仰(アニミズム)です。
これが本来の古神道であり、記紀に基づいた現在の伊勢神道は古神道と外来の宗教がミックスされたものと考えます。

特定の誰かをカリスマ化・神格化すべきではなく、天皇陛下も含めて誰もがあめつちの神々に生かされている存在であるという考え方の元に、皆一人一人が輝ける社会を作っていくべきなのではないかと私は思うのです。

(やしろたかひろ) 


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