西洋資本主義が崩壊していく理由-スピリチュアル社会学【いやさかの会】
スピリチュアル社会学
スピリチュアルとは生活すること。私たちが三次元と認識しているこの世に生きていること自体が、すでにスピリチュアルな状態です。この現実社会をしっかりと生きることで、人は霊的にも成長していきます。
西洋型資本主義がこれから崩壊していく理由
動画は、経営コンサルタント、(株)リアルインサイト・鳥内浩一氏の講演内容です。
利益の追求を至上命題としてきた西洋資本主義は、これから、時代による圧力によって市場から追放されていきます。
西洋資本主義に基づく経営を行っていると、それに関わる人々が不幸になり、結果として経営破綻に陥るということを証明しています。
1.買い手からの圧力
お客様よりも売上という価値観でいる組織は、お客様にとって適切な商品よりも、自分たちにとって利益率の高いが売りたい商品を売り始める。
今までの時代においては、それがうまくいく部分もあった。なぜならは、今までは、売手が持っている情報と買い手が持っている情報に格差があったことと、また、買手にとっての選択肢が限定されていたからである。
これからは、営業トークやマーケティングのスキルをいくら磨いたとしても、ニセモノが見透かされてしまう時代になってくる。
インターネットの普及、ソーシャルメディアの普及、経済のグローバル化などによって、それらが無くなってきたことにより、消費者が情報強者になった。
これからのビジネスは、「すべてはお客様のために」「すべては仲間のために」これだけ考えていたら絶対にうまくいく。
2.働き手からの圧力
お金、売上、数字がやる気の源泉にはならない。
このことは最近のモチベーション研究の結果、証明されている。
いかに馬人参方式、インセンティブ方式のマネジメントの仕方はうまくいかない
創造的なもの、新しいもの、他にはないもの、人と人との絆を結ぶことができるようなもの、そういうのしか売れない時代になってきている今の時代では、売上は、追えば追うほど逃げていく。
その理由のひとつは、人参方式で数字というものを追いかけさせても、人のやる気は引き出せないからである。
やる気を引き出す要因は、
1.その仕事を通して自分自身が成長できる
2.その仕に事に対して意義を感じられる
3.自分が考えやりたいと思ったことである(自律性)
次に、営業することにおいて、何か罪悪感があるうちは決して売上は上がらない
そのビジネスを通して、どれだけ人に貢献することが出来ているか、どれだけ役に立っているかが重要である。
さらに、売上を追って競うと我が出るので、協力関係が生まれない。
足を引っ張り合う、おたがいにいがみ合うようになる。
3.キーワードは「絆」と「創造性」
消費者が求める価値が成長している中で、新しい価値を生み出し続けない限り、企業は衰退していく。
成熟市場・衰退市場でも成長し続ける企業のキーワードは「絆」と「創造性」である。
市場というもののとらえ方を変えなければならない。
お金や時間は有限だが、心は無限である。したがって、マインドシェアを勝ち得ることが最重要。
お客様と心を繋ぐこと、お客様との絆を生み出すことが出来ればビジネスは伸びていく。
もうひとつは創造性。新しい価値、すなわちイノベーションを生み出し続けることができるかである。
従来の経営手法は、創造性を阻害してしまっていた。
自分がやりたいと思ってやっている時。そういう時間帯に人の創造力は最も発揮される。
より重要なのは、従業員とお客様の幸せ。