「三次元を卒業して五次元に生きる」…三次元を卒業できる要件とは?
「三次元を卒業して五次元に生きる」…三次元を卒業できる要件とは?
「三次元を卒業して五次元に生きる」というのは、スピリチュアルな文脈で使われることが多い概念です。
ここで最も重要なことは、五次元に生きるためには、その前に三次元をしっかり生きるという段階があることを理解しなければいけないということです。
三次元で生きることが嫌だと言って現実逃避に走ってしまえば、それは卒業ではなく中退になってしまいますね。中退してしまえば、その上のクラスに進学することはできません。
では、私たちが三次元を卒業することができる要件とは何でしょうか。
三次元が五次元と違う点は、個と全体、自分と他人を区別する認識が存在することです。
それは、三次元が人間関係を学ぶ(体験する)場であることを意味しています。
人が悩むとき、その多くは人間関係の問題に端を発しています。お金の問題で悩む場合も、それは人間関係の問題に端を発している場合が多いと思います。
したがって、人間関係をしっかりとやりこなすということが三次元を卒業することができる条件になるのです。
人間関係で大切なことは何でしょうか。
自分と価値観の合わない人と無理に付き合うというようなことではありません。
自分を愛してくれた人たちに感謝するということが基本になるのではないかと思います。
自分を愛してくれた人とは、親や家族、配偶者、友達などプライベートな関係の相手である場合もあれば、自分が取り組んできた何かの活動に対して協力や支援をしてくれた人たちの場合もあるでしょう。
あなたの人生の中で関わる人たちは、すべて天から使わされた地球学校の先生です。ことに、あなたのお世話をしてくれた人たちは、あなたの中に愛を育てるために現れた使者です。
人間関係を打算的に考える(損得で考える)人は、そのような出会いに感謝することなく、メリットがある時だけうまく付き合い、その相手が自分にとってメリットが無くなれば簡単に裏切ってしまいます。
・資本主義組織 …金や仕事の切れ目が縁の切れ目
・ネットワークビジネス …活動の切れ目が縁の切れ目
・宗教または似非スピリチュアル組織 …些細な意見の相違や服従心の切れ目が縁の切れ目
これらは、打算的な人間関係によって成り立っているコミュニティの代表格です。
昨日まで家族同然に付き合ってきた関係が突然に切られる、さらに敵対し合うという場面が多く見られます。
過去の事例が示すように、自分が愛されることや承認されることだけを求めて、相手を愛することや承認することができない精神的に未熟なリーダーが率いているスピリチュアル組織は、カルト宗教化していきます。
結局、三次元を立派に卒業するための要件とは、打算的ではない本物のコミュニティに属して生きるということになるでしょう。
依存という言葉はネガティブな意味として捉えられることが多いのですが、ポジティブな意味の依存もあります。
宇宙の中では、すべての存在は相互に影響を与え合っています。例えば、重力や電磁力などの基本的な力は、星や銀河などすべての物体に影響を与え、その存在や運動を決定します。このような力は相互作用として存在します。
地球上の生態系における生物は、食物連鎖などの相互作用を通じて共存しています。植物は動物に酸素を提供し、動物は植物に二酸化炭素を提供するという対等な依存関係があります。
神道で言う「生成化育(せいせいかいく)」とは、自然界のすべての存在が絶えず互いに影響し合い、成長し、進化していく過程を示しています。
自然界は対等な依存関係で成り立っており、人間は物質的な損得を超えた協力関係の中で成長していきます。
このことを理解することができれば、晴れて三次元の卒業証書が授与されるでしょう。
(やしろたかひろ)
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